1月24日(水)22:00にミュージックビデオ(以下、MV)がプレミア公開された、櫻坂46の8thシングル「何歳の頃に戻りたいのか?」。新ヴィジュアル解禁の頃から話題となっていた本作のMVもまた、楽曲や映像の世界観同様、衣装に大きな見どころがある。
スタイリングを手がけたのは、1作目のシングル「Nobody’s fault」から櫻坂46の衣装デザイン、スタイリングに携わるRemi Takenouchiさん。
本楽曲MVの冒頭では、センターを務める山﨑 天さんが、第97回装苑賞グランプリ作品(デザイン・制作:上村英太郎)を着用している。
第97回装苑賞を受賞した上村英太郎さんの作品。
衣装を手がけたRemi Takenouchiさんに、上村さんの作品起用の理由を尋ねた。
Remi Takenouchi インタビュー
「加藤ヒデジン監督から頂いたテーマは『山﨑 天、七変化』でした。それぞれ、ある程度のイメージは用意されていたのですが、オープニングの衣装に関しては、早く走ったり、脚をあげて踊ったりするからボリュームのあるものがいい、という指示もありました。インパクトも欲しいし、動いて美しさが出る服を思い浮かべた時に、装苑賞で見た上村さんの作品が浮かびました。店頭で販売される服にはない派手さやパンチがあるので、普段から学生のコンペティションの作品はチェックしているんです。
上村さんの作品はカラフルかつ動きに対応する服なので、MVでも映えるのではないかとは思っていました。しかも、色や素材がドレッシーすぎず、ハニカム構造の部分だから動きに対応しながら強弱を出すこともできる。インパクトがある面白い服だと思い、今回にぴったりなのではないかと思って、選んだんです。あのスタイリングは自分でも気に入っているので、もっと長い時間使ってほしかったと思う部分もありますが……(笑)。ただ、歌が始まる前のテンションやインパクトを伝える意味では、あのスタイリングは成功したと思っています」
レミ タケノウチ●2007年、ロンドンでフリーのスタイリストとして独立後、’12年に帰国。エッジーかつストーリーを感じる世界観で、ファッション・アートのスタイリングディレクション、コスチュームデザイン制作など、幅広く活躍中。
山﨑 天さん、田村保乃さんが出演し、Remi Takenouchiさんの
インタビューが掲載されている「装苑」2024年3月号の情報はこちら▼
※『装苑』2024年3月号は発売中です。全国書店にてお求めください。
もし店頭にない場合は、書店店舗にて直接ご注文いただくか、下記オンライン書店などをご利用ください。