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「ファッション甲子園2023」の受賞作品が発表!

2023.08.28

日本全国の高校生を対象にしたファッションコンテスト、「全国高等学校ファッションデザイン選手権大会 ファッション甲子園2023」が8月28日(日)に開催された。

22回目を迎えた今回は、応募総数全国97校、1,810点から一次審査を突破した、30校35チームがファッションショー形式で最終審査会に臨んだ。今年もYouTubeにて最終審査会のライブ配信も行われ受賞作品が発表。装苑ONLINEでは各受賞作品をご紹介します。

審査員
・原 由美子(ファッションディレクター)
・天津 憂(クリエイティブディレクター)
・⻘木 規子(繊研新聞 記者)
ゲスト審査員
・岩谷 俊和(ファッションデザイナー)
特別賞選考(海外ファッションブランド協会賞)
・海外ファッションブランド協会会⻑ 有賀 昌男(エルメスジャポン株式会社代表取締役社⻑)

受賞作品

優勝

学校法人石川学園横浜デザイン学院高等課程(神奈川県)
「呼吸」
この作品はハニカム構造から可能性を感じ、デザインしました。全体のフォルムを彫刻のように、なめらかなラインで仕上げ、チュールとレースの素材感で呼吸の浅さ深さ荒さなど多面的な表現をしました。

準優勝

バンタンデザイン研究所高等部東京校(東京都)
「一つの命」

大小様々な動物を一つの服にのせて、どんな生き物でも影響し合い繋がりながら生きているという意味を込めました。そして動物の繊細な質感を出すために生地を重ねてそれを切ることで奥行きを出しました。

第3位・キラリ賞

宇部フロンティア大学付属香川高等学校(山口県)
「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」

北斎の波の勢いと曲線美に感動し衣装に表現したいとデザインしました。白波と曲線のバランスに配慮し、アクセントに手作りの船を配置しました。波の曲線を維持しつつ立体的に盛上げる技法に苦慮しました。

特別賞「海外ファッションブランド協会賞」

⻘森県立弘前実業高等学校(青森県)
「Inside」

ここ数年は新型コロナウイルスの影響によりマスクを着用する生活で、なかなか自分を思うように表現できず、塞ぎ込んでしまう日々が続いていました。ようやく今、マスクを外せるようになり、1人1人の色や表情が見えるようになりました。この3年間秘めてきた私の心の色を表現しました。

審査員特別賞「原由美子賞」

愛媛県立松山南高等学校砥部分校(愛媛県)
「潜る」

その人は、息を止めて、深く、深く潜って行く。静かに波間を踊るように潜って行く。深い海の色。はき出した息。揺れる波。差し込む光。「私は海と生きてゆく。」刻々と表情を変える海に潜る海女に思いをはせて。

審査員特別賞「天津憂賞」

愛媛県立松山工業高等学校(愛媛県)
「イザナギとイザナミ」

日本神話で登場する、日本を作ったとされる創造神『イザナギ』と『イザナミ』をテーマとして、伝統染織品である帯を使い、表現すれば面白いのではないかと考え、このデザインを作りました。

審査員特別賞「⻘木規子賞」

東京農業大学第三高等学校(埼玉県)
「Jeanne dʼArc」

中世ヨーロッパの救世主ジャンヌダルク。私達は現代のジャンヌダルクとして、優しさと寄り添う暖かさを作品を通して与えられるよう制作しました。現代の戦争と疫病による苦難からの解放を願って。

ゲスト審査員特別賞「岩谷俊和賞」

兵庫県立⻄脇高等学校(兵庫県)
「Dreamer」

大人の女性に近づいていく中で、まだ無邪気な女の子のままでいたいという願望と葛藤を爆発させました。大好きなものだけに囲まれた理想の服を身にまとい、自由な私でありたいという気持ちを表現しました。

キラリ賞

惺山高等学校(山形県)
「浮遊」

水中を優雅に自由に浮遊するアカクラゲに魅了され、重力に逆らい、ふわふわとした衣装を創りたいと思いデザインしました。また、世界農業遺産になろうとしている『最上紅花』を用いて唯一無二の「日本の赤」に染めあげました。

ファッション甲子園
WEB:http://www.f-koshien.com/
Instagram:@fashionkoshien
YouTubeライブ配信アーカイブ:https://www.youtube.com/watch?v=ElR87rpFkmI