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ドクターマーチン LGBTQIA+サポート
3ヶ月連続アーティストコラボレーション第2弾が発表。
Loveis WiseデザインのJADON厚底ブーツを発売

2023.05.18

一足に込められた想いを知るための、ドクターマーチンによる Loveis Wise(ラブイスワイズ)インタビュー

Loveis Wise

若い人たちにとってアイデンティティを表現できる声や場所があるということが重要。

――あなたについて教えてください。まずは自己紹介からお願いします。

Loveis Wise:私の名前は Loveis Wise(ラブイスワイズ) です。現在ロサンゼルスを拠点とするアーティスト、イラストレーター、デザイナーです。

――あなたのアートスタイルとインスピレーションについて教えていただけますか?

Loveis Wise:ミッカレン・トーマス、ケリー・ジェームス・マーシャル、マティスなど、さまざまな人々からインスピレーションを受けました。本当に大好きな、さまざまなイラストレーターがたくさんいますが、アーティストだけでなく、世界中のストリートアートやデザインもチェックしています。

――あなたは昔からアーティストになりたいと思っていましたか、それとも後にそうなるきっかけがあったのですか?

Loveis Wise:私は人生のほとんどを常に創作活動に費やしていました。 父もアーティストだったので、よく一緒に絵を描いたりしていましたが、実は高校を卒業するまでは自分の作品を作る道が全く見えませんでした、しかし卒業後のあるタイミングで「ああ、これが私の進みたかった道だ」と気づき、そこから真剣にアートの道へ進むべく美術学校に通いました。

――アーティストの父がいることもインスピレーション源になったと思いますが、自分は生まれつきクリエイティブだと感じましたか?それとも学校に行ったことで才能が開花したと思いますか?

Loveis Wise:私が通っていた学校では、アーティストや私が受講できるクリエイティブなクラスへのサポートがあまりなかったこともあり、自ら創造性を磨く必要がありました。 特に私が通っていた学校は資金不足が深刻だったこともあり、私は自分で自分を開花させる必要性を感じ、人生のさまざまな場面をインスピレーションに源に創造性を開花させました。

――あなたの作品はまるで異世界のパレットのように創造的で、女性や性別にとらわれない人々が登場します。このような作風になった背景について教えてください。

Loveis Wise:私は想像力を使って創作するのが好きで、作品に登場するものは私の想像の世界に存在するものを形にしています。 私の作品の多くは、何よりもまず精神に訴えかけるものになっています。 私たちの持っている色や性質を知ってそれを作品に落とし込むところから描いています。 安っぽく聞こえるかもしれませんが、人々をさまざまな色で表現し、私たちが何になれるのか、そして誰であるのかを表現することが、私にとってのオーセンティック(本質である)に感じています。

――あなたは自分の作品を通じて世界のインクルーシビティを高めていく責任を感じていますか?また、アーティストがその責任を担っていると思いますか?

Loveis Wise:私たちアーティストは創作するすべてを人々に見せているので、そういう意味で責任を担っていく必要はあると思います。そして、世界がどのようなものであるかを作品に反映することが重要だと思います。そして、若い人たちにとってアイデンティティを表現できる声や場所があるということが重要です。私の場合、美術館に行ってアートの中に「黒人らしさ」、「クィアらしさ」を探していたとき、自分自身を反映しているものを見つけることができたことですべてが変わりました。自分に何ができるのかがわかったのです。だから、アーティストにとって存在を創造できることは重要なことだと思うのです。そして、私は自分のコミュニティを反映し続けるために最善を尽くしていますし、もっとできることがあると思います。

――アクティブな精神と喜んで受け入れる姿勢が、あなたの作品を通して伝わってきますが、どうですか?

Loveis Wise:私は自分自身を先鋭的な夢想家だと思っています。 私は活動的で先鋭的な方法にクリエイティビティを使っています。夢を見たり、想像したものを作品に落としこむことが、私の表現方法だと思います。 私の活動の目的ひとつは、アート制作の空間における喜び、優しさ、思いやり、マインドフルネスの可能性を表現することであると認識しています。

黒人トランスとトランスキッズを全力で守って欲しい。

――あなたが支援しているプロジェクトやキャンペーンについていくつか教えていただけますか?

Loveis Wise:私が現在取り組んでいるプロジェクトの多くは、暴力のない未来や、コミュニティを再考し、性別を超えた人であることが何を意味するかに関わるものです。 自分自身のいろんな部分がすべて許容され、それがコミュニティに反映されることでより平和なコミュニティが生まれるのと同じです。 それをただ受け入れるだけです。

――あなたの作品には、ノンバイナリーやトランスジェンダーの人々に対する人々の認識を変える意図が含まれていますか?

Loveis Wise:自然に出てくるものだと思いますが、本意ではないです。 私は人の意見を変える気はまったくありません。 変わったら、それは素晴らしいことですが しかし、私が本当に望んでいるのは、自分のコミュニティを称え、世界を創造することです。

――今回のコラボレーションの前から、ドクターマーチンとの接点はありましたか?

Loveis Wise:私はヤングパンクだったので、学生時代からドクターマーチンに夢中でした。私の制服スタイルの定番でした。ドクターマーチンを買う余裕はなかったけど近所のショップで売られていた 1 足を見つけて、「ああ、やっとドクターマーチンを履ける!」と心が踊ったのを覚えていますし、私のワードローブのすべてを変えてくれました。当時はエモいグランジなスタイル、例えば、ダメージ加工、プラットフォームブーツ、メタル、レザー、黒に夢中でした。面白いことに、最近またそのスタイルに戻りつつあります。

――プライドブーツのインスピレーションについてお聞かせください。

Loveis Wise:私ができることを探求するためにたくさんの可能性を与えてくれましたので、私がどんなブーツを履きたいかを考えて想像しました。空間やディスコ、友人とのパーティーで、踊っているときにも愛を感じ、いろいろな場所に連れていってくれるブーツを想像しました。

――サポートが必要なときはどうしていますか?

Loveis Wise:私のセラピスト、親友やパートナーに会いに行きます。

――どんなコミュニティに属していますか?

Loveis Wise:私のコミュニティは、ほとんどが音楽がベースになっています。音楽を作っている友人や、DJ をしている友人がたくさんいますし、ビジュアルアートのコミュニティーの一員である友人もたくさんいますし、活動家やコミュニティーオーガナイザーの友人もたくさんいます。

――コミュニティの構築や強化において、クリエイティビティはどのような役割を担っていると思いますか。

Loveis Wise:アートがコミュニティを創造する架け橋となっていると思います。ビジュアルアーティストとして、コミュニティオーガナイザー、ミュージシャン、ダンサーなど、さまざまな人たちが集まり、一緒に創作し、コラボレーションして人とつながっています。私にとって、アートはコラボレーションのツールなのです。私はたくさんの人からインスピレーションを受け、それが私の作品の一部となり、そしてその作品が誰かの行きたい場所への架け橋となるかもしれません。そして、それが続いていくことだと思います。

――LGBTQIA+コミュニティの中で、もっとサポートしてほしい部分はありますか?

Loveis Wise:黒人トランスとトランスキッズを全力で守って欲しいです。なぜならばトランス全般、特にトランス・フェムに対する憎悪や命の軽視がとても多いからです。トランスであることは大変なことだし、人間としての価値を認めてもらうことも大変です。私は、もっと多くのトランスの人々が最前線で活躍し、もっと多くの機会を与えられ、自分のアイデンティティや自分が何者であるかについてもっと理解した上で、彼らの思いが反映される社会が見たいと思っています。そしてそれが実現することを期待しています。

ドクターマーチンとLGBTQIA+コミュニティ
ドクターマーチンでは、LGBTQIA+のサポートをアクションとドネーションで行ってきた。これまでにドクターマーチン全体で20 万ポンド(約3740万円)以上を、ドクターマーチン基金からは10 万8000 ポンド(約1,792万円)以上を、OutRight Action やakt を含む世界中のLGBTQIA+を支援する慈善団体に寄付。ドクターマーチン基金は2021 年ドクターマーチンが設立した独立したイギリスの登録慈善団体であり、ドクターマーチン・エアウエア社とは別で慈善事業、支援を行なっている。

Loveis Wise 
WEB : https://www.loveiswise.com/

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