撮影:五島佑一郎
10月18日(金)〜11月10日(日)に開催された、ソーシャル&カルチャーデザインの祭典「SOCIAL INNOVATION WEEK 2024(SIW2024)」。多様なコンテンツが用意される中、お酒の飲み方の多様性を提唱する「スマドリ」とのプロジェクト「渋谷スマートドリンキングプロジェクト」にて、文化服装学院ファッション流通専攻科の学生が11月10日(日)にファッションショーを開催した。
11月10日に開催されたショーの様子。会場となったのは、東急プラザ原宿「ハラカド」4Fハラッパ。
文化服装学院ファッション流通専攻科は、学内外のショーやイベントのプロデュースを手がけることで、イベントの企画から運営、進行管理も行うことができる実行力を育む科。今回のショーも、スマドリにまつわる特別講義を受けたのち、学生たちが自らスマドリとのコラボレーションを希望してファッションショーのプランをプレゼンテーション。ショーの開催に漕ぎつけ、学生たちが主体となってスタイリングからヘアメイク、会場演出、音楽、PRまでショーにまつわる全てを作り上げた。
学生たちの準備の様子。
ショーは「すべての人の選択とスタイルを尊重し、ともに喜びを分かち合う」ことをコンセプトに、「fashion and cheers(ファッションと乾杯)」がテーマとなった。18体のルックはすべて、スマドリを体験できる東京・渋谷のロー・ノンアルコールバー「SUMADORI-BAR SHIBUYA」で提供されているドリンクをイメージして、文化服装学院の在校生・卒業生などの作品を流通専攻科の学生たちがこのショーのためにコーディネートしたもの。
「マーブリング レイン」をイメージした、桂日向映さんの作品を使用したファーストルック。撮影:伊藤翼
最初に登場したのは、ピンクとオレンジのカラフルな綿あめで彩られたスマドリバーのシグネチャーカクテル「マーブリング レイン」をイメージしたルック。かわいさと華をあわせ持つ、文化服装学院アパレルデザイン科在学中の桂日向映さんの作品をセレクトし、ドリンクのポイントになっている綿あめはヘアスタイルでキュートに表現されていた。
撮影:五島佑一郎
ほかにも「渋谷クラフトコーラ」の温かみのあるカラーリングをニットの質感で表現したルックや、「サングリア レッド」の重厚感をベルベッドのドレスに託したルック、秋限定(2024年11月末終売)の「さつまいもシェイク」や「ぶどう狩り」をイメージしたユニークなルックも目を引いた。
撮影:五島佑一郎
多様な飲み方を提案するスマドリの精神を体現した様々な個性のモデルたちは、互いの違いを認める豊かさと楽しさをその姿で伝える、自由の象徴のようだった。スマドリと文化服装学院の学生が深い部分で共鳴し、カクテルの鮮やかな色彩や見た目の美しさをファッションで見せるという唯一無二のコラボレーションが実現していた。
文化服装学院ファッション流通専攻科
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