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AMORPHIA TOKYO(アモルピア トウキョウ)

2023.10.26

アモルピアという概念のもと

互いに寄り添うことで生まれる

チームとしての表現

『装苑』2023年5月号 掲載

服飾学生時代にバルムングのインターンとして出会った、中村祐希さんとマーク・ロビンソンさんが手がけるブランド、アモルピア トウキョウ。

砂時計モチーフのグラフィックが大胆にプリントされたTシャツ¥19,800、サイドの切り替え線が砂時計のように上下に広がったデザインになっているパンツ¥33,000

AMORPHOUSとUTOPIAという単語を組み合わせた、「明確な構造を持たない理想郷」という意味を持つAMORPHIAで、未来の人々はどんな服を着ているのか?という空想をもとに、ジェンダーにとらわれない独創的なコレクションを展開する。

「前シーズンからELEMENTSとして言葉を立てて、それぞれのアイテムをカテゴリー分けしました。2023SSではCHRONOSと、ARENAの二つのカテゴリーが誕生。過去のコレクションで登場したカテゴリーのアイテムも徐々に増やす予定です。そうやってコレクションをアーカイブすることで服に新たな価値をつけられたらと思っています」

アシンメトリーな形のポケットに刺繍を重ねたユニークなデザインのシャツ。カフスのあきの位置が一般的なデザインとは逆で袖の内側にあるのもポイント。¥31,000

今季のテーマである「EXASECOND」をイメージしたグラフィックのTシャツ。アモルピアとしては珍しいタイトなシルエットで登場。¥18,500

 共にブランドを作っていく上で大切にしているのは、AMORPHIAという概念のもと、互いに寄り添うこと。

「現在はMIQさんという方にも一緒にグラフィックを手がけてもらっていて、主に3人で制作をしています。ブランドの世界観を共有するために、例えば『AMORPHIAの世界で見える空の色は青でなくてもいいのではないか』など、それぞれが思うイメージを伝え合うことを大切にしています。将来はお店を持ち、洋服だけでなく、音楽やアートにも触れてもらえる空間を作れたらと考えています」

ポケットの位置や切り替えのラインなどで個性を出したトラックジャケット。内側はメッシュになっており機能性も兼ね備えている。¥38,000、パンツ¥33,000

2023SSより登場したタイツ。左右前後すべて異なるオリジナルグラフィックがプリントされている。¥7,500

フェミニンな中にもかっこよさを感じられるワンピース。袖はひもを絞ってシルエットを調整することも可能。¥32,000

2種類の生地をアシンメトリーに組み合わせた、コーディネートのアクセントになるトップ¥19,800

ブランドプロフィール

AMORPHIA TOKYO アモルピア トウキョウ●1995年生まれ、バンタンデザイン研究所卒業の中村祐希と、’99年生まれ、文化服装学院在学中のマーク・ロビンソンによって立ち上げられたブランド。「アモルピア トウキョウ」 https://amorphia.tokyo Instagram:@amorphia_tokyo

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日坂 奈央 hisaka nao デザイナー

Nao Hisaka 日坂奈央 ● 大学でファッションを学び、卒業後に大好さな干し芋の聖地、茨城県で3年間、作品制作などをしながら過ごす。その期間中の2021年に初めてポップアップストアを開催し、hisakanaoとして活動を始める。現在は関西を拠点に制作しながら、たまに東京を訪れている。Instagram:hisakanao

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