2月26日から9日間の日程で2024-’25年秋冬パリ・ファッションウィークが開催され、100以上のブランドが公式スケジュールで新作を発表。今シーズンの必見ブランドやトピックスをご紹介します。
ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)の大テーマは「母なる地球からのメッセージ」。地球に優しいイノベーションを掲げ、これまでも環境問題に取り組んできたステラ・ マッカートニー(Stella McCartney)の視点で、“地球の代弁者”となったコレクションです。
会場はアンドレ・シトロエン公園。オスカー女優オリヴィア・コルマンとヘレン・ミレンが読み上げる地球のマニフェストでショーがスタートしました。目を引いたリップ模様は、地球の口をイメージしたもの。
今シーズンはブランドの原点にもフォーカスされ、ステラの人生やパーソナルなアーカイブなど、ステラが愛するものが詰まったワードローブが展開されました。大きな肩パットが印象的なシルエットは母のリンダ・マッカートニーが着ていたジャケットからインスピレーションを得ていて、幼少期に過ごした田舎の小道模様はスクエアパターンとなって登場しました。
“快適さ”や“着やすさ”もキーワードで、ニットのアイテムも充実。アルパカ糸のループロープを装飾したドレスやバッグは鮮やかな赤と水色で提案されました。
コレクションのリップモチーフにインスパイアされたアイコニックな「ファラベラ 」バッグとオーガニックコットンのTシャツが、ショー終了直後から購入可能に。これらの限定アイテムはステラ マッカートニーの各ブティックおよび公式サイトにて、限定数量で発売中です。
Courtesy of Stella McCartney
Text:B.P.B. Paris