6月18日から6日間の日程で、2025年春夏パリ・メンズファッションウィークが開催され、約70ブランドが公式スケジュールで新作を発表。今シーズンの注目のショーや見逃せないトピックスをご紹介します。
キコ・コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)は、生と死、再生と退化の聖域である病院、診療所、研究所から着想を得たコレクションを発表。ブランドはこれらを人間のもろさと革新性が共存し、恐怖を引き起こす場所でありながら、過去と未来が大いなる美の瞬間に対峙する場所であると解説。
あらためてコレクションを見返すと、ミリタリー風スーツやカフタンドレスなどから、医療用ユニフォームの要素が読み取れます。襟なしやスタンドカラーのシンプルなフォルムが目立ちますが、スナップボタンを使ったボリュームの遊びや斬新な色の切り替えなど、細部に個性が発揮され、細胞図鑑のようなプリントが独創的。
ソフトなキルティングのブーツ、デザイン性のあるウエストポーチやショルダーバッグなど、アクセサリーのバリエイションも豊富です。
Courtesy of Kiko_Kostadinov
Text:B.P.B. Paris