HIDESIGN(ハイドサイン)がファッショナブルに楽しむ機能服を提案。
Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 A/Wレポート

2024.03.18

ファッションディレクターの山口壮大さんとHIDESIGNの代表取締役兼チーフディレクターの吉井秀雄さんが手がけるHIDESIGN(ハイドサイン)が、Rakuten Fashion Week TOKYOで2024年秋冬コレクションを発表した。

Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 A/Wシーズンのランウェーショーのトップバッターを務めたハイドサインは、‘23年秋冬コレクションより継続的に掲げてきたコレクションテーマ「Gray Collar」の集大成として、全60体を発表。これまで実験的に制作してきたコレクションを経て、市場で販売する初のシーズンとなる。

ショーがスタートすると、布で顔を覆った30人のモデルが集団で現れ、その合間を縫うように、これまで提案してきた機能的なウェアをアップデートしたルックが次々に登場した。

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先シーズンからの継続アイテムである、ファスナーでフィット感を調整することができ、どんな体型の人も着用できるブルゾンをはじめ、ドローコードでギャザーをつくり出すことでファッション性をプラスしたオールインワンや、スクラッチのようなディテールが見られるパンツやジャケットが象徴的。

ディレクターの山口さんは「デザイン的に作り出した汚れやダメージはいつか剥離してしまったり、もの自体が破れてしまうことがある。ハイドサインの服では本物のダメージを残しながら機能服として活躍する強度も保つことができるので、傷も自分の印として宿しながら長く着てほしい」とコメント。

ハイドサインのシグネチャーであるポケットディテールは今シーズン、外からでは見えない内側の構造にこだわったという。保温や保冷機能に優れた裏地を使用するなど、ワークウェアやユニフォームの制作で培った技術をふんだんにファッショナブルな服に盛り込んだ。

チーフディレクター兼代表取締役社長の吉井さんは「例えば、ポケットに入れたデバイスが濡れたり壊れたりしないよう、服にどんな工夫を凝らしているのか、服一枚ずつに向き合って機能を理解してくれたらとても嬉しいです。丁寧なものづくりには自信があるので、大量生産を好まない風潮にある今の時代にも合った提案ができるのではと思っています」とコメントした。

HIDESIGN
WEB : https://hidesign-tokyo.com/
Instagram :  @hidesign.tokyo

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