1月16日から6日間の日程で、2024-’25年秋冬パリ・メンズファッションウィークが開催され、73ブランドが公式スケジュールで新作を発表。今シーズンの注目のショーや見逃せないトピックスをご紹介します。
ダブレット(Doublet)のテーマは「THE CURE(治療、回復)」。デザイナーの井野将之さんは、心が傷ついた経験から自分自身も回復しなければという思いに至ったといいます。
「自分が元気でないと、周りにいる人もハッピーにできないので」と井野さん。
ショーは40分ごろから始まります。
コレクションでは医療機器メーカーや製薬会社ともコラボレーションし、磁気や温泉水の成分によって体のコリ緩和や血行促進の効果が期待できる服などを提案。アイデアは地球のリカバリーにも及び、アルゴリズムと3D技術によるパターンでテキスタイルの廃棄を減らすSynfluxのデザインシステムも導入されました。
「僕らの服を着ることによって少しでも笑顔になってもらえればいいなって思います」。
モデルたちはゾンビのような顔でしたが、フィナーレではメイクを落とし、すっきりとした表情で登場。ヨガマット形のショルダーバッグなど、持っているだけで元気になりそうな小物にも注目を!
デザイナーの井野将之さん。ショー後のバックステージで。
Text : B.P.B. Paris