シャネル(CHANEL)が2022年春夏オートクチュール・コレクションを発表。ショーの演出を手がけたのは、構成主義を軸とする作風の現代アーティスト、グザヴィエ・ヴェイヤンです。会場のインスタレーションは、1920年代から’30年代にかけての前衛芸術から着想を得たもの。
ショーのプロローグには、シャネルのアンバサダーで熟練の騎手でもあるシャルロット・カシラギが馬に乗って華麗に登場。音楽を担当したのは、ミュージシャンのセバスチャン・ テリエで、ヴェイヤンの想像から生まれた巨大な楽器を演奏しました。
舞台演出と共鳴し合ったコレクションでは、構成主義的なデザインのカメリア刺繍やジオメトリックなモチーフが印象的です。前半にはメゾンを象徴するピュアなラインのツイードジャケットが並び、続いて登場した軽やかなドレスはすっきりとしたシルエットが豪華な装飾を際立たせていました。カラフルなジュエルボタン、フリンジやフリルの遊び、凝った手刺繍が、オートクチュールの醍醐味を感じさせます。
Pictures:©️CHANEL
Photos : B.P.B. Paris
Text:B.P.B. Paris