pillings(ピリングス)2026-’27年秋冬コレクション
-何気ない日常のドレスアップをテーマに
リアルとファンタジーの合間を表現

デザイナー村上亮太によるpillings(ピリングス)の13回目となるコレクションのタイトルは「Landscapes(ランドスケープ)」。昨シーズンから引き続き、何気ない日常のドレスアップが起点となっている。自分の中に大切にしまっている曖昧な記憶や、朝方に見る不条理な夢のようなもの。写真家ホンマタカシの初期の作品などをムードボードに、東京の景色や女性たちを俯瞰した視点。そうしたリアルとファンタジーの間にある世界を想像しながら作ったコレクションを披露した。

ファーストルックは、歪みやねじれのあるジャケットとスカートのセットアップ。ノーカラーシャツやニットのアンサンブル、スラックスといった品のあるアイテムには、どこか歪みやずれがあり、ユニークなフォルムを表している。

また、今回注目されたのは、ボンディングの技術でシワの風合いを出したフレアスカートや、ボーンで作り込んだシルエットが効いたシームレスなニットドレス。ドレスの背面にあしらわれた、コルセットのようなレースアップのディテールも印象的だ。

ボリュームのあるニットのアンサンブルにあしらわれた小花モチーフ、フェミニンなランジェリードレスには愛らしいウサギのホックのカーディガン、どこか懐かしさを感じさせるレースのドレスや花柄のセットアップなど、愛らしいルックも魅力的。

また、フードがサイドにあしらわれたニットや、ボーダーのニットなど、デニムと合わせたスタイルもどこかにひねりがあって新鮮だ。

いつもよりネックラインとウエストを開放することをデザインポイントに、ニットに縮絨をかけたり、ポケットの内側の袋布を吊り上げてねじれたシェイプを作りだすなど、様々なテクニックでピリングスならではの洗練されたドレスアップが表現された。

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——東京発のブランドストーリー Vol.8

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