

クリスマスは、もうすぐそこ。
この連載では、クリスマスまでの日々を小さなワクワクで満たす記事を、ひとつずつお届けします。
アドベントカレンダーの扉をそっと開くようにのぞけば、
知らなかった物語や、遠い国の文化、とっておきのスポットに出会えるはず。
今回は、「アグリーセーター」のお話です。
欧米では、おばあちゃんからクリスマスプレゼントとして、着るのが恥ずかしい手編みのセーターをもらうことがよくあり「アグリーセーター(Ugly Sweater)」として敬遠されがちだったとか。しかし、2010年代にかけて映画やドラマをきっかけに「逆にかわいい」と注目を集め、セレブたちも愛好するように。現在では、クリスマスパーティーのドレスコードとして指定されることもあるほど、定番のカルチャーとして親しまれています。

アグリーセーターは大きなモチーフ、派手すぎる配色、シルエットやサイズ感が野暮ったいことなどが特徴
12月の第3金曜日は「全米アグリー・クリスマス・セーターの日」。ここでは、2025年12月19日(金)にTimeOut Café & Dinerにて開催された、会場で一番ダサいセーターを決めるコンテスト「ダサセーターパーティー」をレポートします。いよいよ目前に迫ったクリスマスのファッションの参考にしてみては……?

クリスマスソングに合わせて大盛り上がりの「ダサセーターパーティ」会場

Afro&Go.さんをはじめとするDJが出演


審査員を務めたアイパー滝沢さん(@t.aipa)
なまはげニットにクロシェの小物を合わせるセンスに脱帽!

美大出身の二人が選んだのはサングラスをつけたアルパカのニットと的当てゲームで遊べるニット

絶妙なカラーリングと大きなザリガニがポイント

パンダセーターとパンダバッグをコーディネート!

この日のために編み物合宿をしたというダサヶ谷三姉妹のみなさん

アメリカで40ドルで購入したという斬新すぎるエビクリスマスニット

手作りのぬいぐるみを縫い付けたニットと下北沢で購入したレインボーニット
近日公開のスナップでは、各参加者にクローズアップしてお届けします。お楽しみに!
▼受賞者はこちら

左から2位、1位、3位
優勝した裕司さんは4年目の参加で初の優勝。「アメリカでは水が5ドルもするんですが、このダサセーターは10ドルで買えました(笑)」と教えてくれました。ほかの参加者も、外国のショップや、古着屋、フリマアプリでディグってユニークな一着を見つけたそう。
今年のクリスマスは、ちょっとダサいけどかわいい「アグリーセーター」でパーティの主役を狙ってみませんか?
photographs : 伊藤 翼(B.P.B.)







