KYOTOGRAPHIE (京都国際写真祭)で上海発アートユニットBirdheadの展覧会を開催~シャネル・ネクサス・ホール

2024.04.05

Self portrait by Birdhead

「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」がスタートした2013年から、毎年この写真展に参加しているシャネル・ネクサス・ホール。ホール20周年を迎える今年、新たな取り組みとしてKYOTOGRAPHIEでこれまで紹介される機会が少なかった、アジアにおける新しい表現にフォーカスする。本展で紹介されるのは、北京のユーレンス現代美術センター(UCCA)のディレクター、フィリップ ティナリをキュレーターに迎えた、上海で結成されたアートユニットBirdhead(バードヘッド ソン タオ&ジ ウェイユィ)の作品。Birdheadは、中国の経済と社会が世界に門戸を開こうとしていた時期に、彼らの故郷である上海の都市変容を記録したクロニクルで一躍注目を集めたアーティスト。Birdhead初の京都での展覧会となる今回は、280年の歴史をもつ帯問屋・誉田屋源兵衛の建築的特徴や歴史的背景を活かした2部構成での開催となる。

Birdhead world-Japan, 2024  
© BIRDHEAD Studio

Breeze 
© BIRDHEAD Studio

Phototheism-Lukasasa 2/5, 2019
© BIRDHEAD Studio

Birdhead (バードヘッド/鳥頭)
2004年に結成されたソン タオ(宋涛/1979年生)とジ ウェイユィ(季炜煜/1980年生)の2人によるアートユニット。共に上海美術工芸学校卒、上海を拠点に活動。「Birdhead」という名前は、パソコンでファイルの名前を付ける際にランダムにキーボードを打ち込んで出てきたもの。創作活動は写真をベースに広範囲に渡る。彼らのレンズは遭遇するすべてのものを捉え、写真の文脈に、個人的な思考を織り込んで内面化していく。写真画像を使ったマトリックス、コラージュ、特殊なマウント技法、インスタレーション、フォトブックなど多様なメディアを駆使した作品を展開。


「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」
https://www.kyotographie.jp/
展覧会名:Welcome to Birdhead World Again, Kyoto 2024
会期:2024年4月13日(土)~5月12日(日)
開館時間:10:00~18:00(最終入場17:30)
休館日:4月18日(木)、4月25日(木) 、5月2日(木) 、5月9日(木)
入場無料
会場:誉田屋源兵衛 竹院の間、黒蔵
   京都府京都市中京区室町通三条下ル西側
主催:シャネル・ネクサス・ホール
https://nexushall.chanel.com/program/2024/kyotographie2024/