舞台は豊かな田園風景が広がる中、少子高齢化の波が押し寄せる秋田の架空の町。両親の離婚で父の故郷、秋田へ引っ越し、転校先になじめずにいる彰(中川翼)は、不登校の美少女、真希(長澤樹)と出会う。謎の緑の光、そしてミステリーサークルという共通の秘密を持った二人の仲は近づき成長していく。
二人のクラスメートには、中島セナなどフレッシュなキャストが光る。傷つきやすい思春期の中学生を支えながら、また自らも将来を憂う大人たちを秋田出身でもある柳葉敏郎や生駒里奈らが演じる。初ヒロインとなる本作について、「映画の撮影自体初めての体験となった作品です。秋田の風景、地元の人たちの雰囲気など、実際に現場にいて感じたそのままが映し出されています。撮影したのは約2年前になるので、自分自身を幼いなと感じましたが(笑)、満を持しての公開が楽しみです」と長澤さん。成田洋一監督、中川翼初主演、長澤樹初ヒロイン、10月1日(金)より、東京の「グランドシネマサンシャイン池袋」ほかにて、全国順次公開予定。
『装苑』2021年11月号掲載