『エウスカディ、1982年夏』
映画『月曜日に乾杯!』(2002年)や『皆さま、ごきげんよう』(2015年)などを監督した名匠、オタール・イオセリアーニ。イオセリアーニ監督の劇場初公開作品を含む全21 本をデジタル・リマスター版にて公開する特別な映画祭が、2月17日(金)より開催される。
『歌うつぐみがおりました』(上)『月曜日に乾杯!』(下)
イオセリアーニ監督は、ジョージア(旧ソビエト連邦グルジア共和国)生まれ。制作した映画が上映禁止などの制限を受け、1979年にフランス・パリへと移り住み、映画作りを続けた。作品はカンヌ、ヴェネチア、ベルリンなどの世界の国際映画祭で数々の賞を受賞し、日本でも多くのフォロワーを生み出している。
『蝶採り』(上)、『落葉』(下)
長編は全12作品。ジョージアでは公開禁止となったものの、カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞した『落葉』(1966年)をはじめ、各国でロングランヒットとなった『素敵な歌と舟はゆく』(1999年)や、ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞し、監督としての地位を確立した『月曜日に乾杯!』、集大成的傑作『皆さま、ごきげんよう』などがある。また、俳優・監督のマチュー・アマルリックの役者デビュー作『月の寵児たち』(1984年)と、全編アフリカ・セネガルで撮影された『そして光ありき』(1989年)が、今回、日本の劇場で初上映される。
そのほか、劇場初公開作が目白押しの中編3本に短編5本、ジョージアの映像資料を用いて歴史・文化を紹介した三部構成のドキュメンタリー三部作『唯一、ゲオルギア』も劇場初上映される。温かさとシニカルさが同居した名作品群に、ぜひ劇場で出会って!
オタール・イオセリアーニ映画祭 〜ジョージア、そしてパリ〜
2月17日(金)より、東京の「ヒューマントラストシネマ有楽町」、東京・渋谷の「シアター・イメージフォーラム」にて、劇場初公開作品を含む全監督作21本を公開。
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