ディオールから、メゾンの歴代クリエイティブ ディレクターを取り上げた書籍第6弾、ベルギー出身のクチュリエ、ラフ・シモンズにフォーカスした『Dior by Raf Simons』(¥33,000 アスリーヌ社)が刊行。2012年から’15年までディオールのクリエイティブ ディレクターを務めたラフ・シモンズ。本書では、ディオールにて彼が表現した、ファッションとクチュールに対するコンセプトが掘り起こされている。
2012秋冬 オートクチュール ルック32をまとったモデル ニコール・ポラード, ディオール マガジン フォール
2012© WILLY VANDERPERRE/ART + COMMERCE
伝統と再解釈、そしてディオールの本質と、現代的で純粋なセンスの融合が落とし込まれた彼のクリエイションの一つ一つが、手がけたコレクションを通してひもとかれる。最初期の’12−’13年秋冬オートクチュールコレクションでの「ニュールック」の再解釈から始まる、多様なインスピレーションによる創作や、ディオールで過ごし、ムッシュ ディオールと共有した情熱の数々に触れることができる。
クリスチャン ディオール
TEL:0120-02-1947
『装苑』2023年7月号掲載