円環をテーマにしたカプセルコレクションを発表。SEED CYCLE × WhERE is FAKE × MISAKI USHIOZUの展示が開催。KOM_Iによる映像パフォーマンスも。

種から始まる循環衣料プロジェクト「SEED CYCLE」と、人の手を離れ、見過ごされてきた環境からサルベージされたモノを独自の視点で収集するアートギャラリー「WhERE is FAKE」、そして植物染色や鉄錆による衣服を制作するアーティストのMISAKI USHIOZUによる特別なカプセルコレクションが、東京・新宿御苑前のヘアサロン「NUKLEN.」のギャラリースペースで発表される。

展示の本質に据えているのは「生と死」、「朽ちと再生」、「錆と布」、「人と自然」の円環。すべてが途切れず、次へと渡されている思想を衣服で体現する。

アイテムは一点一点が手染めによって仕上げられ、時間と環境の痕跡を宿す。それらは単なるモノとしての衣服ではなく、「生と死のあわい」を描くアートワークとして作られている。身にまとい、共に時を過ごし、やがて土に還るという自然の循環を前提とした衣服のあり方。今の時代のものづくりに必要な視点を、ぜひ空間ごと体感しに行って。