photographs : Josui, Norifumi Fukuda, Jun Tsuchiya (all B.P.B.)
『装苑』2024年7月号転載
ファッションデザイナーのビアンカさんが推薦したい古着屋さん
STUDIO KONBINI
「スタジオ コンビニ」
東京都渋谷区神宮前3-15-8
CHAMBLE15 #309
14時〜21時 水曜休
*イレギュラーで当日の営業時間変動。
来店の際はinstagramのストーリーをチェックしてください。
Instagram @studiokonbini
困った時に何かある、何があるのか実際に足を運ばないと想像がつかない! そんなミラクルな店を目指して“コンビニ”と名づけた店。アメリカやヨーロッパ、日本と様々な国から買い付けたアイテムは、服だけでなく骨董やアートまで、ジャンルレスなセレクトが光る。オーナーの熊原さんいわく、「子どもの時に欲しかったものを大人になって集めている、青春の回収みたいな日々」とのこと。様々な異国のカルチャーの魅力を感じ取れる店だ。
STUDIO KONBINIを推薦するのは
ビアンカ 元TENDER PERSON デザイナー
文化服装学院在学中の2014年に、ヤシゲユウトとともにユニセックスブランド、テンダーパーソンを設立。’22年、TOKYO FASHION AWARDを受賞。
「知識の豊富なオーナーとの会話も楽しい、唯一無二の店」
ビアンカ「『スタジオ コンビニ』のオーナー、熊原淳詩さんとは、10年来の知り合いで、学生の時にテンダーパーソンを立ち上げた頃からずっと見守ってくださっている存在です。ここは、いつ来ても可愛い!欲しい!と思うものが絶対あるし、古着の幅広いチョイスやミックス感、店の雰囲気も気に入っています。
熊原さんは知識が豊富で、気になる洋服があるとアイテムの説明をすぐにしてくださるし、そのプラスαの知識を得ると、物の価値が上がる気がして、買った後も大事にしようと思います。もともとオンラインストアで9年前から展開されていて、原宿にショップができて2年半くらい。オープンした日もすごく楽しみに行ったのを覚えています。たまにポップアップストアやイベントもあり、その時は絶対に行きますし、インスタもよく見ます。ブラジルのユニフォームとか、これ売るの?みたいなユニークなセレクトも面白くて。こういうワクワクするような楽しいファッションの店はあまりないような気がします。
昔から古着はめっちゃ好きですが、私は年代とかはよく分からないので、直感で『これ可愛い!』と思ったものを選ぶし、それがインスピレーション源になることもあります。熊原さんには服だけでなく、海外事情、カルチャーのことや食についても、色々なことをいっぱい教えていただいています。気がつけばお店のベランダはカフェ状態になって、話に夢中になったり(笑)。そんな幸せな時間を過ごせる、とっておきの店なんです」
STUDIO KONBINIでは
こんなアイテムに出会える!
きのこデザインが可愛い’70年代の木のバニティバッグ¥16,000
’90〜2000年代、ヴィヴィアン・ウエストウッドのパイレーツブーツ¥63,000
左 ’90〜2000年代のBUD LIGHTのキャップ¥5,000
’60年代のオーガンジードレス¥28,000、右 ’80〜’90年代、LEEのパンクカスタムデニムベスト¥10,000
【ファッションのプロが選ぶ、とっておきの店】
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