
篠原ともえが2025年6⽉14⽇(土)から大阪歴史博物館で開幕する『正倉院 THE SHOW -感じる。いま、ここにある奇跡-』 にコラボレーションアーティストとして参加し、纏うアートピースをテーマに、正倉院宝物をファッションへと昇華させた作品を発表する。本展覧会は、正倉院の神秘の魅力を現代へと再構築する新しい試みの特別展で、宮内庁正倉院事務所の全面監修によって大阪・東京で開催。現代のアーティストたちが正倉院にインスピレーションを受けて制作した、アートとテクノロジーが織りなす“時空のインスタレーション”が展開される。
ADのあとに記事が続きます
ADのあとに記事が続きます

篠原ともえにとっては、第101回ニューヨークADC賞にて銀賞・銅賞、東京ADC賞を受賞した「THE LEATHER SCRAP KIMONO」以来、およそ3年ぶりのアートピースの発表となる。
正倉院に所蔵されるおよそ9000件の宝物の中から篠原がモチーフに選んだのは、精緻な工芸技術が結晶した水瓶「漆胡瓶(しっこへい)」。草花や鳥獣が表され、『国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう)』にも記載された至宝だ。


構想からおよそ1年かけて取り組んだ本作品は、チームにコム デ ギャルソンでコレクションラインの現場を経験した安部陽光氏を迎えて制作。鳥頭が象られているペルシア風の水瓶のフォルムを、高精細な3Dデジタルデータを元に人尺へと割り出し構築した。
★装苑オンラインでは、東京展に合わせて、篠原ともえさんのインタビューの掲載を予定。
『正倉院 THE SHOW -感じる。いま、ここにある奇跡-』
期間:大阪展 2025年6⽉14⽇(土) ~8⽉24⽇(⽇)
東京展 2025年9⽉20⽇(土) ~11⽉9⽇(⽇)
場所:大阪歴史博物館 大阪府大阪市中央区大手前4-1-32
上野の森美術館 東京都台東区上野公園1-2
時間: 大阪 9:30~17:00(最終入場は閉館の30分前まで)
休館日:大阪 火曜日 (ただし、8月12日(火)は開館)
入場料:大阪 一般¥2,000、高校大学生¥1,500、小中学生¥1,000
※未就学児、障がい者手帳をご持参の方および付き添いの方(1名)は無料
参加アーティスト(五十音順):亀江道子(陶芸家)、亀田誠治(音楽プロデューサー・ベーシスト)、篠原ともえ(デザイナー・アーティスト)、瀧本幹也(写真家・映像作家)
問い合わせ先:06-4301-7285(大阪展)
公式ウェブサイト:https://shosoin-the-show.jp