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文化服装学院のショー作品が、SHINDOとの協業で
史上初のコンテスト化!記念すべき1回目の受賞者が決定。

2023年11月2日〜4日に開催された、文化服装学院の文化祭。中でも目玉となるのは、なんといってもI部のファッションショーだ。毎年、学生達の創造性が爆発する文化祭のショーが、100周年となる今年はさらにパワーアップしていた。

中でも特筆すべきは、3シーン目の「cell」。このシーンは、協賛企業であるSHINDOとの企画によって、ショーと同時にコンテストとしても機能。ショー作品がコンテスト作品にもなるというのは、文化服装学院100年の歴史の中でも初の挑戦的な試みだ。

SHINDOは、1970年創業の服飾副資材を中心とする企画・製造・販売メーカー。制作の全てを自社工場で一貫して行い、特に始業アイテムであるリボンは、多種多様なデザインがオリジナルブランドS.I.C.として展開され、世界中で親しまれている。ショー&コンテスト作品の制作テーマには、「今までにないリボンとテープの使用方法の提案」が据えられた。

「cell」ショー作品。

審査方法は、SHINDOでの社内審査と、11月1日から5日までSHINDOのオフィシャルInstagramアカウントに掲載された作品への「いいね!」数を競う人気投票。11月13日、その栄えあるグランプリが決定し、授賞式が行われた。

発表を待つ学生達。

11名の学生デザイナーによる、全11体の作品の中からみごとグランプリを獲得したのは、服飾専攻科デザイン専攻の佐藤麗樹さん!佐藤さんは、グランプリの賞品として、2024年2月にフランス・パリで開催される服飾素材の見本市「プルミエール・ヴィジョン」のSHINDOブースにて本作品の展示権利とともに、パリ行きの権利を獲得した。

佐藤麗樹さんと受賞作品。

授賞式の様子。

SHINDOの代表取締役社長、深町忠則さんは授賞式にて、「どの作品も素晴らしく、甲乙つけがたかった」と口火を切った。中でも決め手となったのは、Instagramでの得票数と、パリの見本市や、海外のショールームに作品を展示したときのイメージだったという。佐藤さんはSHINDOのリボンを裂いたり、ねじったりして素材の形を変えた上で創作をしていたため、「(我々が)作ったリボンを壊すところから創作を始めるというところに、固定観念を打ち破られた。想像もしなかった作品」と、健闘を称えた。

受賞作品が発表された授賞式の後は、参加した全学生と、深町社長をはじめとするSHINDOスタッフ、さらに文化服装学院の相原幸子学院長が記念撮影。特別な思いを分かち合っていた。

SHINDO代表取締役社長 深町忠則さん。

後列が「cell」を担当した学生達。本当にお疲れ様でした!

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