独創的なプリントと色づかいによって世界的に広く知られる、フィンランド発のデザインハウス、マリメッコ。2024年春夏シーズンでは、ブランドのアイデンティティともいえる大判のプリントのドレスをはじめ、モダンで実用的なシャツのセットアップなど、現代のワークウエアとミックスしたファッションを提案。

夏のレイヤードスタイルに合わせ着心地のいいポプリン生地を採用したシャツや、優しい素材のキュプラと、ウォッシュドキャンバスや厚手のコットンツイルといった重みのある素材を組み合わせたアイテムなど、洗練されたコレクションを展開している。定番プリント、ウニッコの60周年を記念し、生みの親、マイヤ・イソラの当時のテキスタイルデザインをオリジナルカラーで復刻。さらに、次世代プリントデザイナー、アンッティ・ケッキによる新作も発表。ウニッコのエッセンスを受け継ぎながら、得意とする切り絵の技術を生かして表現されたプリントたちは、ブランドに革新的なイメージをもたらしている。

『装苑』2024年5月号掲載

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