今年8月、800m2の広さを持つ日本食文化のコンセプトストア「iRASHAi(いらっしゃい)」がオープンしました。食料品店、食堂、喫茶店、居酒屋と、様々な日本の“おいしい”が詰まった場所です。
所在地は現代アート美術館「ブルス・ド・コメルス – ピノー・コレクション」のお隣で、ルーヴル美術館から徒歩5分というパリの真ん中。オーナーは、日本に特化した旅行会社を40年以上も経営するティエリー・マンサン氏とザビエル・マルシャン氏のお二人です。
ルーブル通りに面した一階の食料品店。
「ÉPICERIE(食料品店)」で扱うのは、2年の歳月をかけて吟味された1000点以上の品々で、4分の3がフランス初のお目見えなのだとか。商品パッケージに付いているQR コードからレシピ情報などを入手できる心遣いもあり、これらの厳選品が日本食のおいしさを正しく伝えてくれることに期待が持てます!
喫茶店では、抹茶や玉露などの銘茶に加え、抹茶ラテ、ほうじ茶ラテ、きなこラテなども提供。
「KISSATEN(喫茶店)」では和菓子やおにぎりで小腹を満たし、夕方からは「SAKABA(酒場)」で日本酒や焼酎をベースとしたカクテルと共に、話が弾む時間を過ごせます。
喫茶店は18時から酒場に。バーテンダーの鮮やかな手さばきに目が釘付け。©️B.P.B Paris
食堂は日本の下町っぽさが新鮮。
老夫婦が経営する店をイメージした「SHOKUDOU(食堂)」では、昼に定食やカレー、うどんや蕎麦が気軽に楽しめ、夜はみんなで料理をシェアし合える居酒屋に。
写真左:地下一階の高級居酒屋「BIWAN」。右:食堂の定食。
高級居酒屋「BIWAN」(まもなく開店予定)で腕を振るうのは、数々の一流レストランで経験を積んだ山崎千尋シェフ。味わえるのは、北から南までの日本各地の料理なのだそう。
日本の皆さんも、パリの、フランスの、ヨーロッパの日本食文化がお好きな皆さんも、どうぞ、iRASSHAi !
iRASSHAi
住所:40 rue du Louvre, 75001 Paris
Tel : 01 84 74 35 30
オフィシャルサイト:https://irasshai.co/
Photos: ©︎Francis Amiand, ©︎Clémence Sahuc
Text:B.P.B. Paris