2024年6月に行われた2025年春夏メンズコレクションで、デザイナーを退任したドリス ヴァン ノッテン(Dries Van Noten)の創業者兼デザイナーのドリス・ヴァン・ノッテン。その後継者となるクリエイティブ・ディレクターが発表された。

Julian Klausner (c) Sarah Piantadosi
クリエイティブ・ディレクターに任命されたのは、ブリュッセルの名門ラ・カンブル国立美術学校で学んだジュリアン・クロスナー。2018年8月、ドリス ヴァン ノッテンに入社し、ドリスとともにウィメンズコレクションのデザインと開発に携わってきた経歴の持ち主だ。ドリス・ヴァン・ノッテンは、この発表に伴いコメントを発表。「ジュリアンのクリエイティビティとビジョンに、完全な信頼を寄せている」としている。2025年1月に2025年秋冬コレクションをクロスナーのディレクションによるルックブック形式で発表。続いて3月5日には、クリエイティブ・ディレクターとして初のウィメンズコレクションをランウェイで発表する。ブランドの持ち味をどのように現代に継承するか、クロスナーのクリエイティビティに注目が集まる。
“このメゾンの次の章が始まるにあたり、今後のシーズンを監督できることにこの上ない喜びを感じています。ドリスが残した比類なき素晴らしいレガシーは不滅であり、この先も永遠に貴重なインスピレーション源となるでしょう。私たち皆が大切にしているドリスから受け継いだものに敬意を払いながら、新しい野心的な挑戦に乗り出すことを楽しみにしています”
- ジュリアン・クロスナー
“ジュリアンのクリエイティビティとビジョンに、完全な信頼を寄せています。彼は才能豊かなデザイナーであるだけでなく、私が去った後の後任としてふさわしい人物です。ブランドとその価値観に対する彼の深い理解が、シームレスな移行と輝かしい未来を確実なものにしてくれるでしょう”
- ドリス・ヴァン・ノッテン