ヴィクター & ロルフは、ドレスで“明”と“暗”の二面性を探求。
2025-’26年秋冬オートクチュールウィークより

2025-’26年秋冬オートクチュールウィークが7月7日から4日間の日程で開催。
今シーズンの必見のショーや気になるトピックスをご紹介します。

オランダ出身のファッションアーティスト、ヴィクター・ホスティン(Viktor Horsting)とロルフ・スノラン(Rolf Snoeren)によるヴィクター & ロルフ(VIKTOR & ROLF)は、今シーズンもコンセプチュアルかつ実験的なクリエイションを見せてくれた。テーマは「Angry Birds(怒れる鳥たち)」。

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コレクションは、15組のペアによる30ルックで構成され、同一パターンで仕立てた2着のうち、一方に羽根を詰めてボリュームを持たせることで浮き彫りになる、“存在”と“不在”、“スペクタクル”と“繊細さ”という二面性を探求している。

たとえば、同時に登場した黒いドレスのペアでは、一方が色とりどりの羽根でボディをふくらませ、クチュールらしい華やかなシルエットを見せ、もう一方は装飾を排した分身的な佇まいとなっていた。

スペクタキュラーなシルエットの要となったヘッドドレスは、スティーブン・ジョーンズによるもの。アートとファッションの境界を押し広げる彼らのショーは、ファッションの解剖学のようでありながら、ポエジーすらも感じさせるものだった。

Photos : Courtesy of VIKTOR & ROLF
Text:B.P.B. Paris

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