アレッサンドロ・ミケーレによるヴァレンティノ(VALENTINO)の初ショーは、やっぱりミケーレ!
2025年春夏パリ・ファッションウィークより

2024年9月23日から10月1日まで、9日間の日程で2025年春夏パリ・ファッションウィークが開催され、100以上のブランドが公式スケジュールで新作を発表。今シーズンの必見ブランドをご紹介します!

新クリエイティブディレクターのアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が手がけるヴァレンティノ(VALENTINO)が、初ショーを開催。6月に発表したリゾートコレクションに続き、「Pavillon des Folies(パヴィヨン デ フォリ)」と題したコレクションを披露しました。

メゾンのアーカイブを訪れたミケーレは、創業者のヴァレンティノ・カラヴァーニの作品から、水玉、プリーツ、リボン、ラッフル、レース、刺繍といった全盛期を象徴するコードをピックアップ。鮮やかなヴァレンティノ・レッドも、もちろん欠かせない要素です。

誇張された装飾や強烈なコントラストに見られるバロック・テイストはまさにミケーレ流ですが、このメゾンが持つノーブルさやフェミニティをしっかり感じさせるコレクションに作り上げています。凝った刺繍や多種多様なプリーツなど、細部に盛り込まれたアトリエ技術はクチュールメゾンならでは。

スタイリングのポイントは、レースのタイツとソックス。エレガントな手袋もポイントで、大きなプリムハットとファーのショールも今シーズンの必須アイテムです。

Courtesy of Valentino    
Text: B.P.B. Paris

RELATED POST

リック・オウエンス(RICK OWENS)は団結力を表現。2025年春夏パリ・ファッションウィ...
ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)は創業者のDNAを受け継ぎつつも新たな視点...
ノワール ケイ ニノミヤ(NOIR KEI NINOMIYA)のキーワードは「ダーク・ローズ」。202...
勢いに乗るデュラン ランティンク(DURAN LANTINK)は奇想天外なアイデアがいっぱい。...
アンドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)はノスタルジックなムードを漂わせて。...
現実と想像の世界を駆け抜けるキコ・コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)の女性たち。2...