3月3日から9日間の日程で、2025-’26年秋冬パリ・ファッションウィークが開催され、およそ110のブランドが公式スケジュールで新作を発表。今シーズンの必見ブランドやトピックスをご紹介します。

ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)によるルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は駅がテーマ。出会いや別れ、旅立ちや帰郷といった様々な感情を抱きながら、プラットフォームを行き交う人々がインスピレーションソースとなった。
ショー会場は、19世紀に建てられた駅舎「レトワール・デュ・ノール」。コレクションは、レインコートやワーカージャケットなど、機能的なアウターがそろい、ブランケットを発展させたアイテムが豊富に提案された。

リラックスしたホームウェア風ルックから華やかなレースをあしらったランジェリードレスまで、スタイルは多彩。さらに、列車のデザインを思わせるグラフィカルなパターン、昔の鉄道旅行を彷彿とさせるレトロなドレスや小物も印象的だった。




ルイ・ヴィトンに欠かせないバッグも充実。今シーズンは、旅行バッグの名作「キーポル」のフォルムを継承し、柔らかな色合いと繊細なラインで再解釈した新スタイル「レクスプレス(L’Express)」が登場。また、伝説的なテクノバンド「クラフトワーク」とのコラボレーションにより、アイコニックなアルバム『ヨーロッパ特急』のジャケットモチーフを用いたバッグも展開された。


また、歴史あるトラベルウォッチ「LV II」が、手首や首に掛けても着用できる洗練されたアクセサリーとして復活。メゾンを象徴する旅のエスプリ満載のコレクションである。
































































Courtesy of Louis Vuitten
Text:B.P.B. Paris