6月24日から6日間の日程で、2026年春夏パリ・メンズファッションウィークが開催され、70ブランドが公式スケジュールで新作を発表。今シーズンの必見のコレクションや注目のトピックスをご紹介します。

©B.P.B. Paris
ブルックリン発のキッドスーパー(KIDSUPER)は「The Boy Who Jumped the Moon(月を飛び越えた少年)」と題したショーを開催。宇宙を目指す少年の壮大な夢を描いた同タイトルのオリジナルの絵本が、コレクションのテーマになった。
会場となったのはパリ装飾芸術美術館。ステージには、巨大な2冊の絵本が設置され、ページが捲られる度に、そのシーンに合ったルックのモデルが中から出てく演出である。

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「ずっと子ども向けの絵本を作りたかったんだ。今回のショーは、ある意味でその実現です。違うのは、ページが歩いているってこと」とクリエイティブディレクターのコルム・ディレイン(Colm Dillane)。

Photos by Thomas Razzano & Alexander Fischer BFA
コレクションは絵の具で汚れたワークウェア、実験途中の爆発でちぎれた服、星空をイメージしたフライトジャケットなど、少年の挑戦と失敗の物語を語っている。




Photos by Natalia Ivanova BFA
メルセデス・ベンツとのコラボによるカプセルコレクションも披露され、エントランスには「スーパーヒーロー仕様」にカスタマイズされた新型CLAが置かれた。


フィナーレには、サッカー選手のマリオ・バロテッリがモデルとして登場し、観客を沸かせる一幕も。ユニークなアイデアとサプライズを盛り込んだ、ファンタジーあふれるショーだった。

©B.P.B. Paris





































絵本の中から登場したコルム・ディレイン。
Photo by Thomas Razzano & Alexander Fischer BFA
Photos (looks) : Zach Hilty BFA / Courtesy of KidSuper
Text:B.P.B. Paris