
2026年3月7日(土)、文化服装学院の学生によるファッションショーと展示「individual」が、Rakuten Fashion Week TOKYO 2026年秋冬の関連イベントとして青山グランドホールで開催された。
参加したのは、ポートフォリオによる1次審査と、デザイナーやメディア関係者、学内教員による2次審査を勝ち抜いた6ブランドの学生たち。うち5ブランドがランウェイショーを開催し、1ブランドが展示で作品を発表した。「装苑ONLINE」では、前後編に分けて学生たちのクリエイションにフォーカス。前編では、ショーや展示の舞台裏とショーレポートを、後編では、6ブランドを手がけるデザイナーたちへのインタビューをお届けします。
photographs : Jun Tsuchiya, Tsubasa Ito (B.P.B.)
「individual 2026」
舞台裏
10:00-12:00 ヘア&メイク

ヘア&メイクは昨年と同様、山野学苑の教員と学生とコラボレーション。事前の打ち合わせはもちろん、当日もデザイナーと何度も対話を重ね、その世界観をヘアとメイクで表現していった。
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KAKERU NISHIWAKI’S HAIR & MAKE UP





西脇 駆さんによる「Deadbooy」はブランドのコンセプトであるゾンビを表現するダークなメイクに、今シーズンのテーマである「ICE HELL」を表す雪の要素をプラス。山野美容学校の学生たちが本物の雪のようにみえるように研究を重ねたという装飾は、顔周りや洋服に散らされた。

西脇さんのショーより。
KYOMA SAKAKIHARA’S HAIR& MAKE UP




榊原叶真さんの作品のヘア&メイクは、1930年代を意識したクラシカルでエレガントなムード。ぴっしりと整えられたヘアに、ナチュラルながらも陰影を意識したメイクが施された。

榊原さんのショーより。
YUKA HORIE’S HAIR & MAKE UP




堀江優花さんによる「Fluer Douces Philharm」は、チュールなどのボリューム感のある素材に合わせて、ヘア&メイクは引き算を意識。シックな雰囲気を演出するミニマルなメイクに。

堀江さんのショーより。
HINAE KATSURA’S HAIR & MAKE UP





桂 日向映さんの作品のヘア&メイクは、目まで隠れる重ためのバングスが大インパクトなおそろいのヘアが特徴的。ルックに合わせて個性を出した、ブルーやグリーンの縁取りリップが際立つ。

桂さんのショーより。
OGURA TAKUMI’S HAIR & MAKE UP



小倉拓海さんの作品は、モデルの素材を活かしたナチュラルなヘア&メイク。ランウェイ経験があるプロのモデルの意見も交えて、相談しながら服を魅せるためのメイクに仕上げられた。

小倉さんのショーより。
12:00 展示準備スタート
展示形式で作品を発表した、青木真那さん、木佐貫 綾乃さん、山本 奈々さんによる「N.V.E.L」が、青山グランドホールに一足先に会場入り。エレベータ脇のスペースにて、展示準備がスタート。シーズンテーマの「2026 Pantheon World Cup」を、見る人にわかりやすくするため、サッカーボールなどの小物や配置が工夫された。



デザイナーの青木真那さん、木佐貫 綾乃さん、山本 奈々さん
13:00 モデルフィッティング





ショー形式で発表する5ブランドもヘア&メイクを終え、いよいよ会場へ。フィッティングは、実際にルックとモデル、ヘア&メイクのすべてがはじめて揃う機会。緊張感漂う空気のなか、デザイナーたちは真剣な面持ちでフィッティングを行い、スタイリングや細部の調整を調整していった。


堀江さんのブランドにはコレクションのパーカーのグラフィックを手掛けたアーティストが駆け付け、腕にバラのペインティングを施した。


榊原さんのブランド。先生とともに丁寧にフィッティングを行う。


小倉さん。フィッティングのギリギリまで微調整。
14:00 リハーサルがスタート

フィッティングが完了したら、ついにリハーサルがスタート!リハーサルでは、本番同様の演出の中、モデルウォーキングが行われる。演出は昨年と同様、KuRoKoの斉藤隆城さん、菊池啓介さんが担当した。客席からデザイナーとともにショーをチェックし、演出やウォーキングを確認した。
中にはショー形式での発表が初めての学生も。リハーサルを見て斉藤さん、菊池さんと相談し、事前に想定していた演出を変更するなど、最後まで抜かりなく調整を進めていく。





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