2023年春夏パリ・ファッションウィークで、話題になったブランド、
気になったブランドをご紹介します。
ジバンシィ(GIVENCHY)が2023年春夏ウィメンズ・コレクションを発表しました。
今シーズンのテーマとなったのは、フランスとアメリカのコスモポリタンなドレスコードの「異文化交流」。メゾン創業者のユベール・ド・ジバンシィが影響を与えた両国のスタイルが融合するコレクションです。
「コレクションを作るにあたって、それぞれのシルエットが、都市環境における伝統的なフランスとアメリカの着こなしの交流を体現するものにしたいと思いました。私たちが“パリのシック”や“カリフォルニアのクール”を連想する要素を研究し、そのコントラストがデジタルボーダレスの世界でどのように融合してきたかを表現しています」とクリエイティブ・ディレクターのマシュー・M・ウィリアムズ。
ショーが開催されたのはパリの植物園「ジャルダン・デ・プラント」。あいにくの雨模様だったが、ショーが始まる直前に晴れ間が。
歴史あるメゾンの技法で作られたギャザードレスやアーカイブのスーツからイメージされたボックスジャケットはモダンでエレガント。コルセットが合体したブレザーはコンテンポラリーに仕上げられ、シックなツイードジャケットにカーゴパンツを組み合わせるなどの提案も。パリとカリフォルニアのエスプリを盛り込みつつ、エッジのあるコントラストが効いたコレクションです。
Text : B.P.B. Paris