2022-’23年秋冬パリ・ファッションウィークが開催。
必見コレクションや話題になったことなど、今シーズンのハイライトをご紹介します。
クロエ(Chloé)はアンドレ・シトロエン公園で、オーガニックな雰囲気満載のショーを開催しました。
環境保護への取り組みを積極的に行うクリエイティブ・ディレクターのガブリエラ・ハーストは、“AW22 Climate Success”と題したピースを発表。気候変動問題をテーマに、本来の美しい自然の景色と対比させるかたちで、森林火災、溶けゆく氷河、干ばつの光景を、ニットやバッグに取り入れています。また今シーズンは、自然環境保護の守護聖人であるアッシジの聖フランチェスコの半生を描いた映画『ブラザー・サン シスター・ムーン』(1973)もインスピレーションソースに。
メゾンの伝統的なコードを発展させたコレクションでもあり、スエードのパネルをクロシェ編みで繋ぎ合わせたドレス、リニューアルしたボヘミアンな “パフチョ”(ポンチョとパフジャケットを組み合わせたもの)などを提案。天然石の装飾に加え、サンゴ形やホーン形のタリスマンやアミュレット(お守り)、ロケットペンダントなどのアクセサリーもポイントです。
ショーのフィナーレの様子。B.P.B. Paris
Text : B.P.B. Paris