9月25日から9日間の日程で2024年春夏パリ・ファッションウィークが開催され、100以上のブランドが公式スケジュールで新作を発表。今シーズンの必見ブランドやトピックスをご紹介します。
ヴィルジニー・ヴィアールによるシャネル(CHANEL)2024年春夏プレタポルテコレクション。
今シーズンのテーマとなったのは、南フランスの避暑地イエールの高台にある「ヴィラ・ノアイユ」です。
ここは、前衛芸術の擁護者として知られるノアイユ子爵夫妻が暮らしたヴィラ(別荘)。庭園に囲まれたモダニズム建築の邸宅には、プライベートプールやジムもあり、降り注ぐ太陽の下、人生を謳歌した彼らのスピリットが宿る場所です。
そんなヴィラからイメージされたコレクションは、キュビズム風モチーフや幾何学模様、フラワープリントや花刺繍で彩られ、地中海地域の光と色を感じさせるもの。軽くしなやかなスーツやオーガンジーのブラックドレスも提案され、スイムウェアからシックなイブニングドレスまで、優雅さや自由な空気をまとったシルエットが展開されました。
のどかなイエールの風景と花の写真に囲まれたショー会場。Photo : @B.P.B. Paris
All Photos (looks) : Copyright CHANEL
Text : B.P.B. Paris