• HOME
  • CULTURE
  • NEWS
  • 俳優、藤原季節さんの特集上映が開催中!映画『...

俳優、藤原季節さんの特集上映が開催中!
映画『東京ランドマーク』と配信舞台『たかが世界の終わり』が劇場初公開に

2023.09.14

現在、東京の「テアトル新宿」にて、藤原季節さんの特集上映が開催中だ(2023年9月21日まで)。今年デビュー10周年を迎え、さらに初めてのパーソナルブック『めぐるきせつ』(ワニブックス)を出版した藤原さん。本特集上映では、これまでに出演した映画『ケンとカズ』(’16年、監督:小路紘史)、『his』(’20年、監督:今泉力哉)、『佐々木、イン、マイマイン』(’20年、監督:内山拓也)、『のさりの島』(’20年、監督:山本起也)など計10作品を上映。

どの作品も記憶に残る秀作だが、この特集上映で注目したいのは、新作映画『東京ランドマーク』(’18年、林知亜季)と、配信舞台『たかが世界の終わり』(’21年、原作:ジャン=リュック・ラガルス、演出:内田健司)の劇場初公開の2作品。

映画『東京ランドマーク』ポスター

映画『東京ランドマーク』は、藤原さんが25歳の頃に、友人の義山真司さんと初主演した作品で、5年の時を経て完成した。夢や目標もなく、アルバイトをしながら東京で一人暮らしする楠稔(藤原季節)と、用もなくその家に遊びにやってくる小田岳広(義山真司)が、家出少女を帰そうと奮闘するが……というストーリー。

配信舞台『たかが世界の終わり』ポスター

配信舞台『たかが世界の終わり』は、劇場で演劇を見ることが叶わなくなってしまったコロナ禍で制作された。演出家、蜷川幸雄の薫陶を受けた俳優などで構成される演劇企画ユニット「第7世代実験室」の自主制作による本作は、無観客上演を1時間50分のワンカット長回しで収録、ノーカット映像で配信するという実験的なもの。個々人が自宅で楽しんだ本作を、今回、劇場で新たに体験することができる。藤原さんは、本作で病を家族に打ち明けられないルイを演じている。

新たな作品に出会う場として、また、記憶の中の大切な作品と再会する場として、初秋の夜に「テアトル新宿」へ、ぜひ足を運んでみて。

「デビュー10周年記念!藤原季節特集」
期間:開催中〜2023年9月21日(木)まで
場所:「テアトル新宿」
    東京都新宿区新宿3-14-20  新宿テアトルビルB1F
WEB : https://ttcg.jp/theatre_shinjuku/


今後の上映スケジュール
9/14(木)『東京ランドマーク』
20:30の回(予告10分/上映後舞台挨拶)

9/15(金)『たかが世界の終わり』
20:30の回(予告10分)

9/16(土)『のさりの島』
20:15の回(予告なし/上映後舞台挨拶)

9/17(日)『たかが世界の終わり』
20:30の回(予告10分)

9/18(月)『東京ランドマーク』
20:30の回(予告10分/上映後舞台挨拶)

9/19(火)『佐々木、イン、マイマイン』
20:30の回(予告10分)

9/20(水)『のさりの島』
20:30の回(予告10分)

9/21(木)『東京ランドマーク』
20:30の回(予告10分/上映後舞台挨拶)

Kisetsu Fujiwara 
1993年生まれ、北海道出身。2013年「オフィス作」主催のワークショップオーディションを経て、映画『人狼ゲームビーストサイド』で本格的に俳優活動をスタート。以降、この記事の上記作品のほか、映画『ライチ☆光クラブ』や『沈黙-サイレンス-』『美しい星』『全員死刑』『止められるか、俺たちを』『くれなずめ』『空白』『わたし達はおとな』などに出演。舞台でも活躍する。’20年、第42回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞、’21年、第13回TAMA映画賞 最優秀新進男優賞を受賞。

\合わせて読みたい!/
木竜麻生×藤原季節 対談
映画『わたし達はおとな』のバックステージ

RELATED POST

グザヴィエ・ドラン監督に枝優花が尋ねた、『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』から...
文化学園出身の100人のクリエイターをご紹介!
大島依提亜さん×SYOさんのフランソワ・オゾンから始まる映画談議をお届け!映画『苦い...
新鋭・加藤拓也監督、門脇麦主演。新作映画『ほつれる』の舞台挨拶つき特別試写会をプ...
映画と写真の道で刺激し合う二人の対話内山拓也(映画監督)、川谷光平(写真家)