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芸術家 新宮 晋と建築家 レンゾ・ピアノのコラボレーション作品が
壮大なスケールで紹介される「Parallel Lives 平行人生―新宮 晋 + レンゾ・ピアノ展」が開催!

新宮晋《はてしない空》(1994年)+レンゾ・ピアノ「関西国際空港旅客ターミナルビル」(1988-1994年)4F国際線出発フロア、2016年 撮影:石田俊二 (RPBW) ©RPBW-Renzo Piano Building Workshop Architects

日本とイタリアを代表する二大巨匠の新宮 晋とレンゾ・ピアノによるコラボレーション作品を紹介する「Parallel Lives 平行人生―新宮 晋 + レンゾ・ピアノ展」が7月13日から9月14日まで大阪中之島美術館にて開催。

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(左)レンゾ・ピアノ「関西国際空港旅客ターミナルビル」(1988-1994年)1994年 ©Fondazione Renzo Piano ©Kansai Airports ©Kawatetsu(右)新宮晋とレンゾ・ピアノ 2022年ジェノヴァ RPBWにて 撮影:石田俊二 (RPBW) ©Renzo Piano Foundation

これまで世界中で数多くのプロジェクトを共に進めてきた二人は同じ歳に生まれ、関西国際空港旅客ターミナルビルの国際建築コンペを機に出会った。レンゾ・ピアノが、1989年「風のアーティスト」として注目を集めていた新宮 晋に「見えない空気の流れを見えるようにしてくれないか」と依頼をしたのが始まりだ。そんな彼らの平行する人生と作品を紹介する本展覧会では創作の原点から今日に至る偉大な歩みを、平行人生年表でたどる。

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(左)新宮晋《宇宙に捧ぐ》(2001年)+レンゾ・ピアノ「銀座メゾンエルメス」(1998-2006年)
Ph:Denancé,Michel©DenancéMichel(右)レンゾ・ピアノ「スタヴロス・ニアルコス財団文化センター」(2008-2016年)、2016年 Ph:Denancé, Michel © Denancé, Michel

二人に共通するテーマは「風」。
緻密に造形された模型やプロトタイプ、さらに多角的かつインタラクティブな作品にて映像分野の先駆者として注目のイタリアグループ、スタジオ・アッズーロが二人によるスケッチや設計図、写真をコラージュし巨大なサイズで迫力のある映像を制作。

さらに日本で進行中の二人の最新のプロジェクトもいち早く展開!

「Parallel Lives 平行人生―新宮 晋 + レンゾ・ピアノ展」
会期:2023年7月13日(木)〜9月14日(木)
場所:大阪中之島美術館 5階展示室
   大阪府大阪市北区中之島4-3-1
時間:10:00〜17:00(入場は16:30まで)
観覧料:一般 2,400円(前売・団体2,200円)高大生 2,000円(前売・団体1,800円)中学生以下 無料
休館日:月曜日(7月17日は開館)
WEB:https://nakka-art.jp/exhibition-post/parallel-lives/

新宮 晋(Susumu Shingu)
1937年 大阪に生まれる。
1960年 東京芸術大学絵画科卒業。イタリア政府奨学生として渡伊。
1971年 ハーバード大学視覚芸術センターより客員芸術家として招かれ渡米。
1979年 「雑創の森学園」の屋上造形により第4回吉田五十八賞受賞。第8回現代日本彫刻展で国立国際美術館賞と兵庫県近代美術館賞を受賞。
1980年 第8回長野市野外彫刻賞受賞。
1986年 みなとみらい21彫刻展ヨコハマ・ビエンナーレ’86で大賞受賞。第18回日本芸術大賞受賞。
1987-89年 世界巡回野外彫刻展「ウインドサーカス」をヨーロッパ4都市、アメリカ5都市で開催。
1997年 彩の国さいたま芸術劇場でスペース・ファンタジー「星のあやとり」を演出。
2000-01年 世界巡回プロジェクト「ウインドキャラバン」を世界6か所の僻地で開催。
2011年 兵庫県三田市の新宮アトリエ前の田んぼで「田んぼのアトリエ」を開催。
2012年 宮城県名取市閖上で「元気キャラバン閖上」を開催。子どもたちとのワークショップ「元気のぼり」プロジェクトを展開。
2014年 兵庫県三田市の県立有馬富士公園内に風の彫刻12点を常設した「新宮 晋 風のミュージアム」がオープン。

風や水といった自然エネルギーだけで動く彫刻を作り続ける一方、1975年に最初の絵本『いちご』を発表して以来、多くの絵本を手がける。
文化出版局からは、『いちご』の他に、1979年『くも』、2007年『ことり』、2012年『旅する蝶』、2013年『じんべえざめ』の5冊を出版。詳しくはこちら