
2025年3月18日、日本のファッションウィーク「Rakuten Fashion Week Tokyo 2025-’26A/W」において、ヴィヴィアーノ(VIVIANO)が最新コレクションを発表した。イタリア語で「ひと目ぼれ」を意味する「Colpo di Fulmine」をテーマに据え、作りたいものにまっすぐに向き合ったという今シーズン。ドレッシーなアイテムに用いられる素材や技法、ディテールを日常服に落とし込むことで、日々の装いに華を添えてくれるヴィヴィアーノの錬金術は、今季、さらに自由に、鮮やかに進化している。装苑ONLINEでは、そのショーの舞台裏で、最新コレクションが発表される直前の時間に密着。写真家の木村和平さんが撮影する写真で、ショー前の特別な時間と、ヴィヴィアーノの最新コレクションの魅力に迫る。
写真・木村和平
photographs : Kazuhei Kimura

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ヴィヴィアーノの2025-’26年秋冬コレクションのベースにあったのはクラシック。ツイードジャケットや薔薇が隠されたドット柄、イギリスの伝統的な花柄を思わせる薔薇柄などのオリジナルプリント、1960年代の織機で作り上げたレースなど、レディースファッションにおいて伝統的に用いられてきた素材や柄に、新たな息吹をもたらした。



もちろん、ブランドの代名詞であるチュールアイテムも。今季のチュールでは、柔らかく流れるようなラインが生まれていたり、リズミカルな愛らしさと力強さが表現されている。

ヴィヴィアーノのショーのスタイリングは、2024年春夏から山本マナさんが担当する。
「きれいなラインの服が多かったので、あえてそのバランスを生かしたスタイリングにしようと思いました。見た人に着てみたいと思ってもらえるように、自分だったらこのアイテムをどう着るかという視点でもルックを作っています。小物が充実しているのも、今季の特徴ですね。1stルックはミニ丈にソックスを合わせましたが、クラシックなテーマだったので、ミニ丈から始めてもいいかなと思ったんです。今季は、チームとしてとてもいい形でショーを作ることができました。一緒に時間を積み重ねてきたからこそだと実感しています」(山本マナ)





洋服だけでなく、ショーの見せ方も王道かつシンプルに。これまでの会場回遊型のウォーキングから、今回は、真っ白な一直線のランウェイをモデルが歩く演出となった。そこには「まっすぐに、正面から勝負したかった」というブランドの意思が込められていたそう。









ヴィヴィアーノ・スー(ヴィヴィアーノデザイナー) ショー直後インタビュー
コレクションの作り方
「今回は、アイディアをコラージュするように作りました。制限をなくしたコレクションで、完全に自由でした!すごく楽しかったですし、こちらの作り方が私たちにはあっているかもしれません。
制作方法を変えたことで、これまでは作ってこなかったものが数多く登場したように思います。ブラウンもそうですし、チュールのセットアップで、着ぐるみのように見えるルックとか。ドレスも『やっちゃいましょう!』という感じで、どんどん大きくして、あのようになりました(笑)」
今季ならではのもの
「今回、アクセサリーをたくさん出していて、すべて商品になります。サングラスや薔薇のワンポイント付きのスポーツソックス、薔薇のヘッドアクセサリー……アクセサリーも含め、フルコーディネートできるようなコレクションにしたかったんです。ウエスタン調の切り替えもパッと思いついたアイディアで、そこには、バッドガールのイメージを投影しています」
今後の展開
「東京でできることはいっぱいあるので、しばらくはここで頑張りたいです。いま、海外展開は具体的になってきていますが、ショーはしばらく東京で続けていきたいですね。でも、いつかはショーもパリで。そんな希望を持っています」

VIVIANO
Instagram:@vivianostudio
Coding : Akari Iwanami