パリを拠点に活動するデザイナーのマキシム・シモアンス(Maxime Simoëns)は、2009年に自身の名前を冠したブランドでデビュー。オートクチュールの招待メンバーとなり、「レオナール」「アザロ」「ポール カ」などでアートディレクターを務めた経験もある。
2016年に立ち上げた「M.X. マキシム シモアンス パリ(M.X. MAXIME SIMOENS PARIS)」ではメンズウェアに特化していたが、このほどリブランディングによってレディス、メンズ、ユニセックスを統合。新生「マキシム シモアンス パリ(MAXIME SIMOENS PARIS)」のコレクション第一弾を発表した。
新たなコンセプトで展開されるのは、着やすさ、親しみやすさ、クリエイティビティを兼ね備えたハイエンドなワードローブ。女性らしさ、男性らしさを強調するアイテムと、男女が共有できるアイテムがそろい、エコフレンドリーの観点から、シリアルナンバー入りのリミテッドエディションをリリースする。
今回の2023年春夏コレクションでは、バラを中心とした様々な花からインスピレーションを得ていて、鮮やかなボタニカルプリントがダイナミック。オーバーサイズのリラックスしたシルエット、アーカイブのスーツやデニムウェアをアップサイクルしたピースの提案もあり、モダンかつエレガントなムードをまとっている。
Text:B.P.B. Paris