2022-’23年秋冬パリ・ファッションウィークが開催。
必見コレクションや話題になったことなど、今シーズンのハイライトをご紹介します。
ロエベ(Loewe)のクリエイティブディレクター、ジョナサン・アンダーソンのクリエイションは、ますます自由な方向へ。会場入り口には、アンセア・ハミルトンによる作品「アクエリアス」(2010)の複製を設置。場内の正方形の空間には、同アーティストとロエベが共同で制作したレザーのオブジェ「ジャイアント・パンプキン」(2022)が展示されました。
コレクションは、車やヒールの形が浮かび上がるストレッチ素材のドレス、唇形の胸当てやバルーン・ブラ、ボディをモチーフにしたトロンプルイユ・プリントなど、奇想天外なアイデアが満載。既成概念にとらわれないシルエットを見せるシュールリアルな作風で、現代アートを鑑賞しているかのようでした。
「ジャイアント・パンプキン」(2022)が置かれたショー会場の様子。©B.P.B. Paris
左サイドの男性が写された作品が「アクエリアス」(2010)の複製。©B.P.B. Paris
Text : B.P.B. Paris