Netflixで原案&主演の賀来賢人さんに
「忍びの家 House of Ninjas」インタビュー。
“ワクワクするもの”を信じて、新たな挑戦をすること。

2024.02.14

賀来賢人が主演、原案を務めたNetflixシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」が2月15日より配信開始。「現代の日本に忍者がいたら?」という設定で、ごく普通の家族として振る舞っているが、実は忍者一家の俵家が陰謀に巻き込まれていくさまを全8話にわたってスケール感たっぷりに描いた。

元々は家族モノを作りたいと考えていた賀来さん。そんななか、本作はどのように生み出されていったのか? 賀来さん自身のクリエイティブ論や次世代へのエールと共に、教えていただいた。

photographs : Norifumi Fukuda(B.P.B.) / styling : ARATA KOBAYASHI (UM) / hair & make up : TATSUYA NISHIOKA (Leinwand) / interview & text : SYO

僕がいま、10~20代に戻れたら本当に好きなことを好きなだけやります。

――Netflixで作品を作られた方に以前伺ったのですが、Netflixは「映画は映画、ドラマはドラマ」といったようにそもそもアプローチが異なるのではなく、企画に合わせて映画かドラマシリーズのどちらが最適か選べるよさがあると。賀来さんは当初からドラマシリーズを想定されていたのでしょうか。

賀来賢人(以下、賀来):はい。元々「家族」をテーマにしていたので、尺をじっくり取ることのできるドラマがいいなと感じていました。

――本作の原案に名を連ねているのは賀来さん、村尾嘉昭さん、今井隆文さんとドラマ『死にたい夜にかぎって』のチームです。こちらの現場等で盛り上がって提案に至った形でしょうか。

賀来:そうなんです。コロナの外出自粛期間で仕事が止まってしまい、村尾さん・今井さんとオンライン飲みをしていたときに「せっかく時間があるんだから何か作ろう」とアイデアを出し合って、動き出しました。まずはストーリーラインとキャラクターを書いた20ページくらいの企画書を作って2020年の秋にNetflixに持ち込み、しばらくしてからデイヴ(・ボイル)が作った120ページくらいの膨大な企画書が返ってきたという流れです。

――装苑読者には10~20代のクリエイター志望の読者も多くおり、『忍びの家』での賀来さんの挑戦は次世代にとっても希望になると感じています。

賀来:クリエイターにとって、本当に今はいい時代だと思います。生まれる時代は選べませんから、それだけで大きなアドバンテージなのではないでしょうか。これまでは海外に作品を届けるハードルはとても高かったし、海外の作品に関わるには現地に住まないといけませんでした。でもいまや、どこにいても自分のクリエイティブが世界に広がっていく可能性があります。だからこそ、もしも僕がいま10~20代に戻れたら本当に好きなことを好きなだけやります。誰にでもチャンスがある時代だし、自分の肌感ですが世代交代も少しずつ進んでいる印象です。

――ただ、生き方の多様化に伴い「これをやっておけばOK」のような必勝ルートがなくなったことが不安、という若い世代の声も耳にします。賀来さんがキャリアを積み重ねていくなかで、ずっと大事にしていきたものはありますか?

賀来:結局、直感だと思います。僕は自分がワクワクするものにしかいきませんし、それを信じればよいのではないでしょうか。「自分がワクワクするものを選んだ」という前提があれば、不安になることも少ないと思います。だってやっぱり、やりたくないことをやっても本気を出せなくないですか? それこそ昔は一般論として「色々な経験を積め」みたいなこともよく言われていましたが、寄り道している間に本当に優秀な人はどんどん進んでしまうと思うんです。だったら自分の強みに向き合って、得意なものと好きなものを追求するのが、これからの世代の方には合っているのではないでしょうか。

NEXT:賀来さんが振り返って「やっておいてよかった」と感じたことは?

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