真っ白なドレスコード「#緊急ドレコ」を企画した想いとは?主催者で文化服装学院2年生の守田彩乃さんにインタビュー

卒業式や入学式、そして毎年4月に行われている在学生を対象としたドレスコードの日も、新型コロナウイルスの影響により従来の形では行われなくなってしまった今年2020年。そんな中、文化服装学院 ファッション流通科2年の有志により「緊急ドレスコード登校日」が6月22日(月)から6月26日(金)までの1週間開催された。真っ白なドレスコード企画の先頭に立ったのは、この企画の考案者で、主催者でもある守田彩乃さん(@fujibita_i)。今回、なぜこの企画を思い立ち、そして実際に開催するまでに至ったのか。

「私は元々企画することが好きで、今年は既にシーズンを過ぎてしまった新入生歓迎会やドレスコードのなどのイベントは、この先もうやらないだろうなと感じていました。ですがダメ元で担任の先生に「今年のイベントはもうないんですか?やりたいです!」と話し合った結果、先生と意気投合したのがきっかけです!」


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文化服装学院 ファッション流通科2年 守田彩乃さん。
アイテムデータ:COMME des GARÇONS, merlot


あらゆる大きなイベントが中止になってしまった状況下で、小さな規模でも自分達で何かを作り上げようとする企画力と、その気持ちを実際に行動に移す実行力が頼もしい。インスタグラムをはじめ、多くの人の目を引いた真っ赤なポスターの中に書かれた文言にも、今年を象徴する想いが込められていた。

「例年の学校主催のドレスコードだと放課後に大ホールでイベントがあり、イベントの最後に来年のドレスコードのカラーが発表されるのですが、そこで去年提示されたカラーが「紫」でした。そのため、今年開催されるはずだったドレスコードのカラーを用いて、"訳あって紫じゃないよ"とポスター内に記載しました。今回の「緊急ドレスコード」のカラーを白にしたのは、白なら比較的、皆さんが持っているカラーかなと思ったことからです。」


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スカートのウエスト部分のディテールがポイント


みんなが一つはアイテムとして持っているであろう白を選択したことから、より多くの人にこの企画に参加してほしいという想いを感じ取ることができる。今はもう手放せなくなったマスクもすんなり馴染む、この真っ白なドレスコード。ファッション流通科2年のインスタグラム@fr2bunkaをはじめ、「#緊急ドレコ」で検索すると、画面いっぱいが白で染まった。

「前日まで、とにかくみなさんが白を着て来てくれるか不安で仕方がなかったです!今年の緊急ドレスコードは流通科の有志で行っていて、コロナの影響もあって大々的には宣伝できなかったので、流通科の中で小規模で行う予定でした。ですが1日目から、学校で絶対流通科じゃないのに白い服装の子も見かけて、「え!?この人も!?あの人も参加してくれてるの!?」という驚きつつも嬉しさがこみ上げて来ました。結果、様々な科の子や文化学園大学の学生にも参加して頂けたので、文化生は楽しいことが大好きな素敵な人の集まりだなとしみじみ感じました!」


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今回さまざまな障壁も多い中で、周りの人たちを良い意味で巻き込み、そしてここまで大きな企画を成し遂げた守田さん。そんな行動力を生み出す彼女の素敵な人間性も垣間見える。

「千葉県の田舎出身です。素敵な家族に恵まれ、素敵な友達がたくさんいます!幼少期にモー娘。の衣装からインスピレーションを受けました。文化はファッションフェスティバルや文化祭に関わりたくて受験をし、1年目で企画として参加することができ、そこで企画の楽しさを知りました。これからはプレゼン力と企画力を勉強していきたいです。将来は企画する人間になりたいので日々頑張っています!」

もともと企画が大好きだった守田さんは、現在その夢に向かって勉強中。さらにいま、新たな企画も検討しているそう。今後開催されるイベントにもぜひ期待していきたい。


文化服装学院 ファッション流通科2年
Instagram:@fr2bunka

文化服装学院 Bunka Fashion College
Instagram:@bunka_fc



Snap Team:装苑編集部
Photographs:Jun Tsuchiya(B.P.B.)

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