パリ発「レペット」の靴の歴史と、
モトーラ世理奈さんが作った自分だけの一足

2022.05.20

【この記事の内容】
・「レペット」の歴史
・セミオーダーの“アトリエレペット”って?
モトーラ世理奈さん、初のセミオーダーに挑戦!

女優ブリジット・バルドーやオードリー・ヘプバーンが愛してやまなかった、フランス・パリの「レペット」のバレリーナシューズ。彼女たちがサブリナパンツやふわっと広がるギャザースカートに、フラットなバレリーナシューズを合わせた姿はきっと誰もが簡単に思い出せるはず。今回はその「レペット」の歴史と、セミオーダーで作れる“アトリエレペット”の情報、そして装苑モデルでおなじみのモトーラ世理奈さんが“アトリエレペット”をオーダーする様子などをお伝えします。たくさんの色の展開と、コーディネートしやすいシンプルなフォルムが魅力のシューズ。きっと何足も欲しくなっちゃいます!

「レペット」の歴史
始まりは、ダンスシューズ

「レペット」の創業者ローズ・レペット(右)と息子のローラン・プティ。

1947年、創業者のローズ・レペットはダンスの振付師であった息子のローラン・プティのアドバイスによって、パリ・オペラ座近くに小さなアトリエを構えダンスシューズのデザインを始めました。これが「レペット」の始まりです。ローズの作るダンスシューズは、軽やかでしなやかな履き心地だったためそのシューズは瞬く間に人気が出て、世界中のダンサーから注文が来るようになりました。なぜ素晴らしい履き心地だったかというと、シューズを裏表の状態で縫い合わせてからひっくり返す“スティッチ&リターン”という製法で作られていたため。そして1956年には、女優ブリジット・バルドーが「レペット」のアトリエを訪れ、ローズに「ダンスシューズと同じくらい履き心地の良いタウン用バレエシューズを作ってほしい」と新しいシューズをリクエストしました。それがバレリーナシューズです。このバレリーナシューズをロジェ・ヴァディム監督の映画「素直な悪女」で着用したことによって、世界中から注目を浴びたことは言うまでもありません。

パリ・オペラ座に程近いラぺ通りにオープンした最初のブティック

1959年、ブリジット・バルドーの発案によってバレリーナシューズが誕生してから3年後、ローズはパリのラぺ通り22番地に最初のブティックをオープンしました。歴史を感じる建物の1階にあるお店は、63年経った現在も同じ場所でたくさんのダンスシューズをはじめポワント、タウン用バレリーナシューズがたくさん揃い、そして今ではレザーグッズをはじめダンス用やタウン用ウェアのラインナップも多く扱っています。

ちなみに1964年から使われている印象的な「レペット」のロゴデザインは、シュルレアリスムの画家レオノール・フィニによるもの。彼女はバレエやオペラの衣装、セットなどの舞台芸術の仕事も手掛けていたようで、ローズの息子ローラン・プティとも交流があったと言われています。

シューズは、熟練した職人によって一つ一つ丁寧に作り上げられていく

パリの本店。大きなショーウインドウからは店内のロマンティックな品揃えが伺える

セミオーダーで作れる自分だけの
“アトリエレペット”って?

「ブティック レペット 銀座」のセミオーダーのフロア Photograph:Jun Tsuchiya(B.P.B)

シンプルで履きやすいバレリーナシューズだからこそ、おしゃれに敏感な女の子なら自分だけの1足が欲しくなるのは当然のこと。そんなリクエストに応えるべく誕生したのがセミオーダーで作れる“アトリエレペット”です。

このシステムは2010年にパリ・オペラ本店でスタートしました。日本では2012年より銀座店に常設。レペットを代表する数種類から、好みの靴型、素材や色、様々なパーツをセレクトし、自分だけのオリジナルシューズをつくることができます。現在ではカスタマイズできるモデルやパーツも増え、オーダーから約3か月半で完成。もちろん、すべての“アトリエレペット”はフランスのドルドーニュ地方のアトリエで職人たちにより一つ一つ丁寧に作られ、手もとに届けられるのです。

[シューズのスタイルは6型]

(左)Cendrillon—サンドリオン― アイコンモデルになっている、トゥがラウンドでヴァンプ(足入れ)の浅いタイプのバレリーナシューズ(中央)Catherineーキャサリンー バレエのトゥ・シューズにインスパイアされたクラシカルなバレリーナシューズ(右)Brigitte-ブリジット― ポインテッドトゥのバレリーナシューズ

(左)ZiZi -ジジ― セルジュ・ゲンズブールが愛用したレースアップシューズ。レディース、メンズで対応(中央)Camille-カミーユ― アイコンモデルのサンドリオンのヒールが高いバレリーナシューズ(右)Michael -マイケル― コンフォートなローファーシューズ。レディース、メンズで対応

レディース ¥52,800(税込)~
メンズ ¥66,000(税込)~

※各スタイル、選ぶ素材によって価格が決まります。
※異素材を組み合わせた場合、商品価格は価格が高い方の素材がベースになります。
※スタイル内で選べるヴァンプの長さ、ヒールの高さで価格が変わることはありません。

[カスタムオプション]

(左)プリソーンリボン(トゥシューズのようなリボンストラップ)+¥3,000
(右)インソールの文字入れ +¥2,000

(左)右ヒールへのr(レペットのロゴの頭文字)のロゴ入れ 無料
(右)チャーム(4点セット)+¥3,000/アルファベット:26種/数字:10種/シンボル:4種

※シューズの型によっては対応できないカスタムオプションがあります。

NEXT:モトーラ世理奈さんが“アトリエレペット”をセミオーダー

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