この記事の内容
1p ZAZY、蛙亭、カナメストーン、永野、ラニーノーズ
2p すゑひろがりず、吉田たち、ぱーてぃーちゃん、サツマカワRPG、ぽんぽこ
3p スペシャルコラム「藤井隆の衣装は淡い思いで」

まず『ZAZY（ずっと、あなたと、ずっと吉本の略）』という芸名をつけ、それにイメージを合わせていった形です。当初はラスボスみたいに銀髪ロングヘア＆黒コートにしようと思っていたのですが、ちょうどアヴリル・ラヴィーンさんのMVを見て『このポップさが俺には必要だ！』と思い、金髪＆ピンクホットパンツに急ハンドルを切りました。ブーツや羽などアレンジを加えて今に至ります。まだまだ進化途中です。衣装を購入する際は『ピンク 過激』『ピンク cute』などで海外のネットショップを検索します。ピンクを基調にすることはもちろん、インナーやアウターに透け感を出してみたり、髪型をツインテールにしてみたり、ライブのお客さんや視聴者の方がZAZYに見慣れないようにしています。常に少しZAZYの衣装にはワクワクしていてもらいたいので、初めての方が多い時は通常ZAZY、ZAZYに見慣れてる方が多い現場は攻めZAZYみたいな感じで衣装にも変化をつけています。衣装は自分のZAZYの部分を引き出してくれる大切なアイテムですね。ピンクのホットパンツや羽がないと、ただの金髪のおじさん（赤井俊之）ですからね。サラリーマンの方がネクタイ締めると仕事モードになるみたいなやつのキショいバージョンですね

ザズィー●1988年生まれ、大阪府出身。2011年4月にデビュー。’13年よりZAZYとして活動。奇抜な衣装と紙芝居を使ったリズムネタが人気。’21年、’22年に「R-1グランプリ」（フジテレビ系）で2年連続準優勝を果たした。
プロフィール：https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=6504
Twitter：@ZAZY06
Instagram：@zazy08
YouTube：ZAZY official world

蛙をイメージしたグリーンカラー。地元である岡山県でロケをした際に立ち寄ったオーダースーツのお店『Babbino.Dowa』で作ってもらいました。サービスでつけてくれたトンボのバッジが光る、お気に入りのジャケットです。靴は誕生日にイワクラさんがラジオ収録中にプレゼントしてくれた、僕のお気に入りブランド“PUBLIC TOKYO”の革靴です

2022年に新調したばかりの漫才衣装の一番のお気に入りポイントは“形”です。肩にパッドが入っていて、ベルトを締めることで体を綺麗な形に見せられるところがすごく好きです。丈の長さも追い求めていたもので、生地も厚くて下の服が透けたりしないのも嬉しいです。周りの芸人にも褒めてもらえたり、ファンの方からも好評なので気持ちが上がり、この服に出会えて本当によかったなと着るたびに思います

Kaerutei●2012年結成の中野周平とイワクラの男女コンビ。イワクラの独特の感性が生み出す狂気あふれるネタと、中野のキャラクターを生かしたコントが特徴。「キングオブコント2021」（TBS系）では決勝に進出。8月12日（土）にはCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて単独ライブ「ベルセルクブレイズドラゴン」を開催予定。
プロフィール：https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=5175
Twitter：@kaerutei_staff
YouTube：蛙亭のケロケロッケンロール

事務所の先輩の狩野英孝さんにもっと明るい衣装にしようと提案してもらい、零士がオーダーメイドのオレンジのジャケットを作ることに。ちょうどそのタイミングで好きなブランドからこのカーキのセットアップが出て、二人で『これはオレンジに合う！』となり、今のコンビ衣装に決まりました。狩野さん考案でオレンジジャケットの内側には『日本一の漫才師（仮）』と刺繍が入っており、日本一になった際はその（仮）を取りに行く予定です！ カーキのセットアップのポイントは軍感による威圧、これに尽きます。衣装は着ると自動的にギアが入って、自分たちのパワーを最大限に引き出してくれる存在です。M-1などの大一番の前には『がんばろうね』とジャケットに話しかけたりもしちゃいます（山口・東峰）

Kanamestone●2010年結成の山口誠と東峰零士のコンビ。山口の奇抜なボケと、東峰のハイトーンボイスでのツッコミが特徴で、ライブシーンでも高く評価されている。おしゃれにもこだわりがあり、ファッションを中心にしたYouTubeチャンネル「しゃれこめカナメストーン」も人気。Podcast「カナメストーンのカナメちゃん村」も配信中。
プロフィール：https://www.maseki.co.jp/talent/kanamestone
YouTube：  しゃれこめカナメストーン
Podcast： カナメストーンのカナメちゃん村

H&Mのワゴンセールのところに青いシャツがあり、それに合わせるため近くの棚から赤いパンツを選びました。その時はただ漠然と『“現実味のない変な人”を演じるコントの時に着よう』ぐらいの軽い気持ちで。強いて挙げれば『おどるポンポコリン』の歌詞のイメージです。あの歌詞に出てくるお笑い芸人のイメージは自分の理想の一つでもあります。冗談でこの衣装を着て、後輩のバーターとして北海道のローカル番組のロケに行ったら、マネージャーから『あなたはむしろそれのほうがいい』と言われ、そこから着るようになりました。今着ている青いシャツは、汗がにじまないものを社長がくれました。衣装は自分にとってお笑いがよりやりやすくなるものです

Nagano●1974年生まれ、宮崎県出身。2021年に初の書籍『僕はロックなんか聴いてきた〜ゴッホより普通にニルヴァーナが好き！〜』（リットーミュージック）を刊行。今年2月には新作エッセイ『オルタナティブ』（リットーミュージック）を発売。YouTubeチャンネル「永野CHANNEL」や、レギュラーラジオ「永野とミッキーのLIVE BUZZ」（InterFM）などで音楽トークも展開中。
プロフィール：https://grapecom.jp/talent_writer/nagano/
Twitter：@naganoakunohana
Instagram： @naganoakunohana
YouTube： 永野CHANNEL

一度自分たちで衣装を決めたら大失敗！ 光沢のある黒スーツはシャチの皮をはいだとか、パンティの生地を集めて作ったとか、いろいろ大喜利されました。それからはプロのデザイナーさんとスタイリストさんに作ってもらっています。新しい衣装は大人っぽくてクールなところが気に入っていて、胸にあるオリジナルの刺繍（ラニーノーズマーク）がポイントです。ラニーノーズマークはスタイリストさんのデザイン。前の衣装の時に、せっかくスーツを作るなら、ほかとは違う部分を出したいと相談したら、ワッペンはどう？と案をいただき、確かにほかにつけてる人はいないなと、即作ってもらいました。教育番組などお子さんが多い場所では可愛くてポップなストライプの衣装を着ています。僕らにとって衣装は、身にまとうとスイッチが入り、気持ちの切り替えができるものです（山田健人）

Runny Nose●2013年結成の洲崎貴郁と山田健人のコンビ。’19年に「歌ネタ王決定戦」（MBS）で優勝、’20年には「第五回上方漫才協会大賞」で話題賞を受賞。替え歌やラップでの歌ネタが特徴。4人組バンド、Runny Noizeのメンバーとして音楽活動もしている。
プロフィール：https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=5185
YouTube：ラニーノーズのラニーラニーラニー