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シンガーソングライターのカネコアヤノさんの連載「ぼくの綺羅星」。カネコさんの心の宇宙の中で輝く星々を、写真家の大辻隆広さんの写真と言葉によって紹介しています。
今回はカネコさんが愛用のアコースティックギターとともに、部屋で過ごすひとときを。

第1回「猫もいいけど犬も好き」は、こちら
第2回「陶芸したりぶらぶらしたり」は、こちら
第3回「昼下がりのお茶会」は、こちら
photographs : Takahiro Otsuji
@photsuji
hair & make up : Risako Yamamoto
@risako_hm


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「このアコースティックギターはギブソンのJ-50で、一昨年くらいに買いました。アコギを1本買おうと思い、ヴィンテージギターが置いてある店を色々と回って試奏して、これがいいなって。アコギは音がキラキラしているよりも枯れているほうが好きなので、新品ではなくヴィンテージを選びます。あとは、たとえば弾き語りでワンピースを着ていたとして、その中でちぐはぐした印象のギターを持ってたら面白いだろうな、可愛いだろうなっていう視点。個人的な感想ですけれど、ヴィンテージギターは全員<生きてる>感じがしていて。ギターは弾けば弾くほど自分になじむものですが、ヴィンテージだと、もともとの音にふくよかさがあるんです。
 
 このJ-50も最初は少しかたい音だったけど、いっぱい弾いているぶん、鳴るようになってきました。そんなふうに音が変わっていくさまも好きです。それにどんどん自分の歌になじんできているんじゃないかなって、信じて弾いていますね。この人はレコーディングでもライブでも活躍していて、アルバム『よすが』では『閃きは彼方』で弾きました。J-50と、『祝祭』の時に買ったギブソンのカントリーウエスタンが、今、私のメインのアコギです。ふたりとも出会った瞬間に目が合って、圧倒的に輝いていたから、私のところに来るべくして来たんだなぁって思っています。これからも連れ添っていくんだろうな」
カネコアヤノ


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「いつも、さぁ曲を作ろうみたいにして作るのではなく、ギターを持ったら自然に出てくるような感じです。それが良いなと思っていて。
 ふだん家の中では、新品で買ったヤマハのキッズ用ギターを弾いていることが多いですね。ラジオの弾き語りもそれで弾いています」
カネコアヤノ


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今回着ているのは、すべて「シーロン」。カネコさんが普段着でも着るブランドから、肩から背中にかけて大きな衿が特徴的なフライングブラウスとジャンプスーツをセレクト。


ブラウス¥35,200、ジャンプスーツ ¥52,800 シーロン
info@siiilon.com
Instagram:@siiilon_official


Ayano Kaneko●弾き語りとバンド形態でライブ活動を行っている。2016年4月に初の弾き語り作品『hug』、2017年9月には初のアナログレコード作品『群れたち』を発表。2018年に発表したアルバム『祝祭』は第11回CDショップ大賞2019入賞作品に選出。2019年に発表したアルバム『燦々』は第12回CDショップ大賞2020大賞<青>を受賞。2020年末に、配信シングル『腕の中でしか眠れない猫のように』をリリース。2021年4月14日(水)に最新アルバム『よすが』を発売。5月より、リリースツアー「カネコアヤノTOUR2021″よすが”」を開催予定。
4月14日(水)発売アルバム『よすが』特設サイト:kanekoayano.net/special/yosuga
kanekoayano.net