--文化出版局パリ支局より、イベントや展覧会、ショップなど、パリで日々見つけたものを発信。
ディオール(DIOR)の2021年春夏オートクチュールコレクションがショートムービー形式で発表されました。アーティスティック ディレクターのマリア・グラツィア・キウリは、先シーズンに引き続き、マッテオ・ガローネ監督とのコラボレーションで、オートクチュールの崇高な世界観を表現しています。映画のタイトルは「タロットの城」。
ブランド創設者のクリスチャン・ディオールは迷信深く、占いを信じていたことは有名な話です。今シーズンは人の運命や内面を探るタロットカードがコレクションの鍵となりました。
映画は自身のアイデンティティを探すひとりの女性が、ミステリアスなタロットの世界へ導かれる物語。女教皇、女帝、正義、吊るされた男、愚者、悪魔など、登場するキャラクターたちが、職人技術を駆使した美しいドレスやスーツをまとって登場します。
オートクチュールコレクションのプラットフォームでは、マリア・グラツィア・キウリのインタビュー映像(英語)もご覧いただけます。こちらも併せてどうぞ!
Haute Couture Week SS2021
公式サイト
装苑オンライン関連記事:
2021春夏オートクチュール、今シーズンもすべてデジタルで発表
Photos:©Elina-Kechicheva
Text:Mariko Mito(B.P.B. Paris)