【From パリ支局】2021春夏メンズコレクション、デジタル化への様々な挑戦

--文化出版局パリ支局より、イベントや展覧会、ショップなど、パリで日々見つけたものを発信。

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左からベルルッティ、ヨウジヤマモト(photo: ©︎TAKAY)、エルメス(photo: ©FILIPPO FIOR)。


パリコレ史上初の試みとなったオンライン形式によるファッションウィーク。オートクチュールに続き、2021年春夏メンズコレクションが7月9日から13日まで発表されました。

ファッションウィークを運営するオートクチュール・モード連盟は、公式カレンダーに登録された各ブランドへ20分以内のビデオ制作を依頼し、専用デジタル・プラットフォームで1日12から14の映像を公開。日本からはイッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)、ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)、メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」、ダブレット(DOUBLET)など、10以上のブランドが参加しました。

コレクションのルックやイメージを伝えるビデオは計67本にのぼりましたが、1分に満たない「え、これだけ!?」というものもあれば、かなり作り込まれていて感動を呼ぶものも。その中から、それぞれのブランドのこだわりが詰まったいくつかのビデオをご紹介します。


ベルルッティ(BERLUTI)
クリエイティブディレクターのクリス・ヴァン・アッシュは、陶芸家のブライアン・ロシュフォールとコラボレーション。ビデオには遠距離での共同製作の様子やクリス自身による解説が収録され、セラミックのアート作品からインスパイアされた色鮮やかなコレクションが印象的です。


ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)
無観客のランウェイショーを映像とフォトグラファーTAKAYの写真で披露。ダークなムードの中、淡々と力強く歩くモデルたちが登場します。「地球は青かったよ」など、数々の文言がちりばめられたコレクションは、デザイナー山本耀司の哲学が凝縮されているようでした。


ダブレット(DOUBLET)
「A VERY MERRY UNBIRTHDAY FOR YOU(誕生日じゃないけどおめでとう)」と題されたショートムービーを制作。主人公の熊が、なんでもない日にプレゼントを届け、多くの人をハッピーにするストーリー。デザイナーの井野将之さんも登場しますよ。


メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)
ミハラヤスヒロのパリのショーに招かれたジャーナリストTONYを主人公にしたコミカルな人形劇が展開されます。ビデオの後半ではコレクションピースを架空のランウェイショーで紹介。京都の職人によるハンドスプレーの作品など、クラフト感に満ちた作品が魅力。


エルメス(HERMÈS)
アーティスティックディレクターのヴェロニク・ニシャニアンは、フランス人アーティストのシリル・テストとコラボレートし、ショー直前のバックステージを見ているような臨場感あふれるパフォーマンス映像を公開。デジタル・ファッションウィークに先駆け、映像が作られる瞬間をライブ配信するという試みにも挑戦しました。
Film: ©RAFFARD ROUSSEL


オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE)
テーマは「Meet Your New Self(新たな自分に出会う)」。独自のプリーツ技術を活かした軽くて動きやすい日常着を3人のパフォーマーを通して紹介。エネルギッシュなコレクションに、未来に向けた希望が込められています。


また、プラットフォーム内にはこれらのほか、デザイナーインタビューやトークセッションなど、ファッション界の現状や未来について考えさせられる様々なプログラムもあるので、ぜひこちらも併せてご覧ください。


Text: B.P.B. Paris

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