ジャン・コロナのクリエーション、再び注目の的に From Paris

毎シーズン、パリ・コレクションに参加し、常に注目を浴びてきたデザイナーのジャン・コロナ。10年ほど前にショー形式での作品発表を中止してからは、既存のファッションシステムとは一線を画した独自の方法論を展開し、IFM(フランス・モード研究所)の学生たちを指導しながらインターネットで自作品を販売してきた。そして昨年、旗艦店を北マレ地区にオープンさせ、再び注目される存在となっている。今シーズンは、黒や白、ヌードカラーを中心としたカラーリングで構成し、ネパール産のカシミアやレースなどをあしらい、20年前と変わらぬエッジーで官能的な作風は健在。しかし、カッティングはより研ぎ澄まされ、ハイテク素材を多く取り入れることでモダンな仕上りを見せ、時代の流れに即した進化が感じとれる内容だ。現在のところ、インターネットショップはクローズし、この旗艦店のみで販売を続ける予定だという。今までの既成概念とは違う、新しいデザイナーのあり方を示してくれそうなジャン・コロナの今後に期待したい。

jeancolonna150422.jpg 上左)鉄骨を組んでライトを配した内装は鳥かごのイメージ。建築家のパトリック・ブシャンによるもの。上右)旗艦店はヘルムート・ラングのショップの斜め向い。下左)2015春夏コレクションより、ナイロンとコットンの混紡素材ドレス(235ユーロ)と、コットンパンツ(300ユーロ)のセットアップ。下右)デザイナーのジャン・コロナ。
photographs : Harry Matenaer

「Boutique JEANCOLONNA」
22 rue Debelleyme 75003 Paris
TEL01 42 78 74 34
13時~19時営業 日・月・火曜休
www.jeancolonna.fr

『装苑』2015年5月号掲載
text&photpgraphs : Tomoaki Shimizu
清水友顕●パリ在住。ステューディオ・ベルソー卒業後、
いくつかのブランドでの研修を経て、主にファッションを扱うジャーナリストに。
ライフワークは週末の蚤の市・古物市めぐり。レコードと古いぬいぐるみ集めが趣味。

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