移ろいゆく「東京」の景色。蜷川実花さんの新作個展が渋谷PARCOにて開催

本誌『装苑』でもお馴染みの写真家・映画監督の蜷川実花さんの新作個展「東京 TOKYO / MIKA NINAGAWA」が、渋谷パルコ内のPARCO MUSEUM TOKYOにて2020年6月12日(金)より開催される。
ここでは、東京で生まれ育った蜷川さんが「東京」にフォーカスし、2年という歳月をかけてシャッターを切り続けた、500点以上におよぶ作品や映像作品を展示。
また、自宅にいながらまるで展示会場にいるかのような、会場内を3Dビューで鑑賞できるオンライン展示も併せて開催される。PARCO ARTのウェブサイトから無料で鑑賞できるのでぜひチェックしてみて。

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今回の展示作品も数多く収録された写真集『東京 / TOKYO』も見逃せない。移ろいゆく街を、レンズを通して見つめてきた蜷川さんが、世界に発信する芸術写真集となっている。この中の作品のほとんどを、使い捨てカメラ「写ルンです」で撮ったというのも見所。普段の蜷川さんの作品とは一味違った作品がみられるはず。数量限定でサイン本も販売される。

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『東京 TOKYO』蜷川実花
河出書房新社刊
¥3,600


さらに、会場とPARCOオンラインストアにて、この展覧会を記念したオリジナルグッズが販売される。この他に、過去に販売された写真集や書籍なども展開されるので見逃さないで。

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A4クリアファイル(全4種)
各¥660


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ポストカードセット(6種セット)
¥1,320


いつか,東京ときっちり向き合って写真を撮らなくてはいけないとずっと思っていた。
東京に生まれて東京に育ち,この街にしか住んだことがない。 でも何だか向き合うだけの準備ができていない気がして,ずっとうやむやにしてきていた。 大事なものすぎてなんだか手を出せないような感じ。
2年前,ふとそのタイミングがきた気がした。
たくさんの人達と映画『Diner ダイナー』と『人間失格 太宰治と3人の女たち』を撮り終えた頃, ふと得意技を封じて,シャッターを切ることだけで勝負をしてみたいと思った。 撮り始めてみると,私にとっての東京とは私の半径2.3メートルの世界だった。 その中に常に虚構と現実が入り交じる日々。
どうやらその境界線が曖昧なのが私の日常,東京。
この本のほとんどは写ルンですで撮影している。 自分の得意技を全て使えない状況においた時に何が残るのか,何ができるのかが知りたかった。 表面を支配しているものを無くした時に見えてくる景色を見たかった。
きっとそこに答えはある。
今在りし日の東京の一面を眩しく見返している。 やはり写真には時代が写り込んでくる。 フィルムに焼きつく光景が日々変わっていく。 今も東京を撮り続けている。
写真はやっぱり面白い。

ー蜷川実花


「東京 TOKYO / MIKA NINAGAWA」
期間:2020年6月12日(金)〜6月29日(月)
※入場は閉場の30分前まで ※最終日は18時閉場
※営業日時は感染症拡大防止の観点から変更の可能性があります。渋谷パルコ営業日時をご確認ください。
場所:PARCO MUSEUM TOKYO
   宇田川町15-1 渋谷パルコ4F
入 場 料:一般500円・学生400円・小学生以下無料
PARCO ART HP:shibuya.parco.jp/


蜷川実花
写真家、映画監督
木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。映画『さくらん』(2007)、『ヘルタースケルター』 (2012)、『Diner ダイナー』『人間失格 太宰治と3人の女たち』(ともに2019)監督。 Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』が世界190ヶ国で配信中。映像作品も多く手がける。 2008年、「蜷川実花展―地上の花、天上の色-」が全国の美術館を巡回。台北、上海などアジ アを中心に大規模な個展を開催し、動員記録を大きく更新するなど人気を博し、世界的に注目 を集めている。2018年熊本市現代美術館を皮切りに、個展「蜷川実花展-虚構と現実の間に -」が2021年まで全国の美術館を巡回中。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会 組織委員会理事。
公式WEB:mikaninagawa.com/

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