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鈴木清之

オンラインライター

Kiyoyuki Suzuki 鈴木清之

文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務を経て、日本国内のバッグブランド、皮革産業を中心にブログ執筆、ソーシャルメディアのコンテンツ運用を担当。イースト東京エリア・徒蔵(カチクラ/御徒町~蔵前~浅草橋 台東区南部)で行われる、ものづくりイベント「モノマチ」ソフトブレーン、デコクロ(デコレーション ユニクロ)部 発起人、書籍「東京おつかいもの手帖」や「フィガロジャポン」“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”としても活動。

マスク不足と革製品、#キャッシュレス で変わる財布、#プレミアムレザー のいま...ジャパンレザー新傾向【まとめ】

キャッシュレス、新型コロナウイルス感染拡大など、時代、社会、消費などの要因が絡み合い変わるなか、ジャパンレザーに変化の兆しが見られます。そんな傾向をまとめました。参考にしていただけますように。
\ 革マスク&マスク関連革製品がヒット中! /
マスク不足が続いていますが、インキュベーション施設「浅草ものづくり工房」卒業生ブランド「ナスタチウム」の新作「マスク用 レザークリップ」が話題です。
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(「画像:「Japan Leather Award」SNSアカウントより)

国産ピッグスキン でつくられたアイディア製品。ハンカチやガーゼをおりたたんでレザークリップではさむだけ。白の平ゴム(長さ調節可能)も付属されているそう。カラーオーダーもでき、「ミンネ」などハンドメイドマーケットプレイスで好評です。
日本最大規模のレザープロダクトコンペティション「Japan Leather Award(ジャパン・レザー・アワード)」歴代の審査員特別賞を受賞後、実力派ブランドとして、固定ファンを獲得しています。
同じく「Japan Leather Award」歴代の部門賞受賞社「オベリスク」では
Faceアパレル「THE FACEOFF」を展開中。レザーマスク をリリースし、話題を集めています。
布製マスクなどのバリエーションが増えてきているいま、デザイン性も兼ね備えたコーディネートのパーツともなる存在感を秘めて。マスク不足解消後も、新しい装いのひとつとして定着しそうですね。
\  キャッシュレス決済の普及と財布のニーズ /

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(画像:「ファイナンシャルアカデミー」インターネットアンケート調査より)
*支払い方法、「キャッシュレス派」が過半数
*キャッシュレス派の約半数が「財布に入れる現金減った」
*キャッシュレス派の約4割が「財布の形に変化アリ」
*さらに、キャッシュレス派の1割超が財布を持たない
との結果に、驚きました。

現在、主に使っている財布のタイプは? との設問では、「長財布」(43%)に対し、
「ミニ財布(二つ折り・三つ折り含む)」(45%)と若干ですが上回り、
「財布を使わず、カードケースなどを使用」(5%)、「財布を持たない完全なウォレットレス」(6%)と、
従来の「財布」というアイテム、形態にこだわらないユーザーが出現。
トレンドのミニバッグとともに、財布のミニサイズ化傾向がありましたが、さらにキャッシュレス決済の普及も重なって、「財布」に対する意識が変わっているようです。
\  阪急うめだ本店の財布の売れ筋と売り場リニューアル /

3月26日「産経新聞」の阪急うめだ本店の取材記事によると、昨年秋の消費税増税に伴うポイント還元、スマホ決済の普及で「小型財布の売れ行きが急速に伸びた」と同店の担当者。
「女性用の7割、男性用の半分以上を占めていた長財布は、いずれも5割を切っている」男女とも代わって伸びているのが、二つ折りや三つ折りの小型タイプ。
お札よりもカードがメインで、小銭が少々入る。スマホケースと小型財布を
組み合わせたものも、この1年ほどで人気が高まり、財布の売上数の「10%を超える」のだとか。
さらには、同店の女性用財布売り場ではカードやスマホ、化粧品などがまとめて入る「財布以上、かばん未満」の商品も注目を集めているため、秋にも女性向け「財布売り場」をなくして、キャッシュレス化に対応し、「身の回りの小物を包む商品」を中心とする売り場に改装する方針を打ち出しているそうです。
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(画像:「TIME & EFFORT」<BRAND>より)
\ 「長財布」を「財布」と呼ばない時代が来る!? /

このところ、雑誌の付録では、「長財布」を「お金が貯まるマルチポーチ」、「貴重品管理ケース」などとの表記する事例が増えてきています。無印良品が発売した「パスポートケース」が家計管理に役立つとネットで話題となり、その人気が付録へと波及しているようです。

「長財布」は紙幣を折らずに収納できるので、金運がよいといわれ人気を集めてきましたが、使途別に現金を分別できるリフィルを配したり、おくすり手帳やその他の細々としたものをまとめて収納・整理することを目的として、プラス、決済用のカードとコインケースがついている・・・そんな進化形長財布。
ミニ財布がメインとなり、二個持ち・複数持ちでサポートする役割に移行しているようです。
もはや、主目的が紙幣の収納ではないので、アイキャッチとなる名称が変化しているのかもしれません。
ですが、現在の医療機関の保険診療では、現金での支払いが多く、定期的に通院している50代以上の大人世代にとっては、大きめの長財布(に準じたもの)が欠かせません。
「FNNプライムオンライン」の取材で、日本ハンドバッグ協会担当者が対応。
「メーカーから、長財布よりも小型の財布の需要が増えている、という話は聞いています。
そういった話が出始めたのは、政府がキャッシュレス決済を推進し始めてからだと思います。今は財布という概念を取り払って、各メーカーが財布に代わる"新たな入れ物"の開発を進めています。
"新たな入れ物"というのは、サコッシュ(=つりひものついた、革または布製の小型のかばん)のような、ハンドバッグと財布の中間のような位置付けです」と回答しました。
当ブログでも、お伝えしておりますが、近年、ウォレットポーチ、ウォレットバッグなど、財布とバッグの中間領域が活性化。変化し続ける現代のライフスタイルに合わせて、各社が多様な商品開発を推進しています。
今後、「財布」がどう変わるのか? これまでの定番も残りつつ、さまざまな変化と使うひとそれぞれのコーディネート。「持ち合わせ」「使いこなし」を楽しむ時代になりそうですね。
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(画像:「Exotic leather News CLIP by JLIA」より)
\  エキゾチックレザーは「ラグジュアリーの象徴」から「エグゼクティブのためのお守り感覚のアイテム」へ  /
本日4月1日から新年度。転勤、昇進、転職・・・と環境が変わる時期。新型コロナウイルスの影響で旅行をキャンセルしたかたも多く、自分へのご褒美のニーズもあるようです。
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(画像:「Exotic leather News CLIP by JLIA」より
こういう不安なときだからこそ、「ほしかったもの」「憧れのもの」を買うことでそのアイテムがお守りのような存在に。
アグレッシブに生きるビジネスパーソン、エグゼクティブにとって、そんなご褒美はエキゾチックレザー、プレミアムレザーといわれるカテゴリーのなかでもクロコダイルが人気。
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(画像:「Exotic leather News CLIP by JLIA」より

研ぎ澄まされた視覚・嗅覚、鋭い爪、確かな歩み、食いついたら離れない粘り強さ・・・勇敢で凛々しいですよね。一方、レザーは「美しい艶やかさ」「気高い煌めき」に気持ちが高揚する、パワーがほしいひとのためのエモーショナルな素材としての側面も。
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(画像:「Exotic leather News CLIP by JLIA」より)
これまで、エキゾチックレザー、プレミアムレザーは、ぜいたく品と思われがちでしたが、お守りのような感覚で携えたい、そんなニーズも広がっています。こちらのアカウントで、エキゾチックレザーに関するトピックを発信していますので気になるかたは、ぜひ、フォローしてください。
「Exotic leather News CLIP by JLIA」
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