2019A/W 上海ファッションウィーク 会期中に見た5つのプラットフォームをご紹介! vol.2 【LABELHOOD】

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2019年3月27日(水)〜4月3日(水)まで上海ファッションウィーク2019AWが開催された。会期中、メイン会場でのランウェイショーのほか、複数のプラットフォームでイベントや展示、ショールームも実施。会期中に見た5つのプラットフォームを順番にご紹介。

【LABELHOOD】
「アジアの若手ブランドに発表の場を提供」することを目的とし、毎回、勢いのある新進気鋭ブランドが登場するLABELHOODの様子を今回はお届け。2016年にスタートし、上海ファッションウィークのメイン会場と合わせて期待が寄せられるプラットフォームに成長した。

ANGEL CHEN / エンジェル チェン
〜浮世離れした少数民族像〜

セントラル・セント・マーチンズを卒業した陳安琪(チェン・アンチー)が2014年に設立したブランドANGEL CHEN。上海ファッションウィークだけでなく、これまでロンドン、パリ、ミラノでのコレクション発表の経験あり。雑誌「Forbes」では「注目すべき30歳以下の中国人30人」のひとりに選出。2019 インターナショナル・ウールマーク・プライズのファイナリストにもノミネートされた。
今季は、中国の四川省アバ地区で生活をする少数民族のチャン族をテーマに発表。チャン族の民族衣装や祭りで使用される道具などからインスピレーションを受けたデザインに、ブランドのアイコンである赤、黄色、青のビビッドなカラーが勢いよく登場した。ショーでは、バンドの生演奏に赤い照明にスモークが焚かれるなど、何かの儀式が始まるかのような緊張感でスタートした。チャン族の未来像なのか、またはモビルスーツを着たチャン族なのか、どこか浮世離れした世界観で見るものを圧倒させた。

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デザイナー 陳安琪(チェン・アンチー)

SIRLOIN / サーロイン
〜気品とおばかの境界線 独自に解釈〜

上海をベースに活動している、日本出身のデザイナー宇佐美麻緒とスウェーデン出身のデザイナー、アルヴェ・ラガークランツのブランド。
毎コレクション、時事問題からテーマを探し、アイロニックを含みながらもファッションの楽しさを提示している。今季は、ハイブランドの相次ぐデザイナー交代に見るデザイナー二人の見解を取り入れた。自分たちがリタイアした40年後、そのときの新しいデザイナーがサーロインのアーカイブショーを行ったらどうなるか。「ELEGANCE STUPIDE(気品あるおばか)」をテーマに、1920年代のデザインをサーロイン流の解釈で見せた。遠目から見るとまるでクロコダイルに見えるパンツやジャケット、コートは、近寄って見るとフェイクだったり、「SIRLOIN」の文字が入った重厚なヘッドピースは、サーロインのアンダーウェアラインで使用されるウエストゴムを活用。また、1920年代に流行ったパールのネックレスをグラフィックに落とし込んだTシャツやトレーナーを発表したりと、「気品」と「おばか」の境界線を絶妙に崩したコレクションとなっている。

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デザイナー アルヴェ・ラガークランツ、宇佐美麻緒

text: Hitomi Oyama


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