2020S/S 上海ファッションウィーク 要注目の若手ブランドをご紹介! vol.1

text by Hitomi Oyama

2019年10月9日(水)からスタートした上海ファッションウィーク。今季は若手の活躍が特に目立ったプラットフォームから、これから目が離せない、要注目のブランドを紹介していきます!

Windowsen / ウィンドウセン
〜スポーティーかつオートクチュールでジェンダーを壊す〜

2019年、アントワープ王立芸術アカデミーファッション学科を卒業したばかりのデザイナーSensen Lii(センセン・リー)によるブランド。ブランドの特徴として「スポーティー、テック、オートクチュール」をうたう。2019SSニューヨーク・ファッションウィーク会期中に開催された若手デザイナーの登竜門『VFILES(ブイファイルズ)』で優勝。2019年、レディ・ガガのラスベガスでのコンサートでは、衣装デザインチームのメンバーとして参加。同年、台湾の歌手、ジョリン・ツァイのアルバムでも衣装デザインを担当。今年、中国の人気男性アイドル蔡徐坤(ツァイ・シュークン)がファッション誌でWindowsenのスカートを着用したことでも大きな話題をよんだ。

今シーズンのテーマは「マジカルなジェンダーフリーのエイリアンワールド」。薄暗い会場に入ると、まずはカラフルなピースに目がいく。その横では、緑のライトが当たった「エイリアン」と化したモデルたちが各々に鎮座している。グローブ、体にフィットしたスパッツ、膝当てなど確かにスポーティーな要素が見られるが、ダチョウの毛やフリルなどがミックスされることでセンセンが目指す新たな世界観に変わる。「ジェンダーが流動している世界というのが理想。"美しい""醜い"という形容だけで描写する世界ではない、別の世界であって欲しい」ジェンダーという枠組みを壊すメッセージを強調する。

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写真提供:Windowsen

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写真提供:Windowsen

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photo by Hitomi Oyama

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photo by Hitomi Oyama

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photo by Hitomi Oyama

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photo by Hitomi Oyama

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蔡徐坤(ツァイ・シュークン)が着用したスカート
photo by Hitomi Oyama

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デザイナー Sensen Lii(センセン・リー)


WHM / ダブルエイチエム
〜凛とした女性像〜

北京服装学院を卒業したデザイナー王浩銘(ワン・ハオミン)は、中国のデザイナーズブランドの先駆けである「素然 ZUCZUG」で8年間、レディースデザインを担当。2017年、自身のブランドであるWHMを設立。

今シーズンは青空のもと、屋外でショーを発表。ドレープがきいたシャツやワンピースのほか、オリジナルのマテリアルを使用したテーラードジャケットやパンツルックといった柔らかさとタイトさの相反するルックが登場。女性画商をイメージしたという20SSは、女性の凛とした雰囲気が目立った。マテリアルには、シルクをウールに似せて加工を施すなど、ブランドの強みである良質のオリジナルマテリアルは今シーズンも多用されていた。

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デザイナー 王浩銘(ワン・ハオミン)
photo by Zhang Hong



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