【From パリ支局】LVMHプライズ、セミファイナリスト発表!日本から2ブランドが選出

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若手ファッションデザイナーの育成と支援を目的としたコンペティション「LVMHプライズ(LVMH PRIZE)」のセミファイナリストが3月30日に発表されました。

第8回を迎えた今年は110か国以上から1,900通を超える応募があり、選出されたのは20の若手ブランド。日本からも東京に拠点を置く緑川卓さんの「ミドリカワ(MIDORIKAWA)」と森川拓野さんの「ターク(TAAKK)」が選ばれました。

発表に際し、同プライズ創設者でルイ・ヴィトン エグゼクティブ・バイスプレジデントのデルフィーヌ・アルノーさんは、「すべてのセミファイナリストが、革新的あるいは伝統的な素材の使用、アップサイクル、リサイクル繊維、手仕事とローカルのための取り組みなど、責任ある姿勢をクリエイティブなビジョンに盛り込んでいます」と説明。作品の特徴としては、ニットウェアとボディコンシャスな服の復活に加え、豊かな色使いが見られたそう。

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最終審査に進めるのは、この中から8人。昨年まではセミファイナリストを集めたショールームを開き、LVMHプライズのエキスパートの投票によってファイナリストを決定していましたが、今年度は新型コロナの影響を受け、デジタルプラットフォーム上でセミファイナリストの作品を紹介。一般の人々も投票できるという初の試みが行われます。期間は4月6日から11日まで。

グランプリの賞金は300,000ユーロ(約3,900万円)、カール・ラガーフェルド特別審査員賞は150,000ユーロ(約1,950万円)と高額で、いずれも副賞としてLVMHグループの専門家チームによる1年間のメンターシッププログラムが提供されます。

また、ファッションスクールの学生に向けた専門教育修了者部門(YOUNG GRADUATES PRIZE)もあり、受賞者はLVMHグループ傘下のブランドのクリエイティブスタジオに1年間所属できるなどの特典を用意。今年度は2020年または'21年の卒業生が対象です。こちらの応募締め切りは5月15日。詳しくは公式ウェブサイトで。


【セミファイナリストの一覧】 
 ブランド / デザイナー(国籍、拠点)
AGR⁠ / Alicia Robinson(イギリス、ロンドン)
BIANCA SAUNDERS / Bianca Saunders(イギリス、ロンドン)
CHARLES DE VILMORIN / Charles de Vilmorin⁠(フランス、パリ)
CHRISTOPHER JOHN ROGERS / Christopher John Rogers⁠⁠(アメリカ、ニューヨーク)
CONNER IVES / Conner Ives⁠(アメリカ、ロンドン)
FEDERICO CINA / Federico Cina⁠(イタリア、サルシナ)
KIDSUPER / Colm Dillane⁠(アメリカ、ニューヨーク)
KIKA VARGAS / Kika Vargas⁠(コロンビア、ボゴタ)
LAGOS SPACE PROGRAMME / Adeju Thompson(ナイジェリア、ラゴス)
LUKHANYO MDINGI / Lukhanyo Mdingi (南アフリカ、ケープタウン)
MIDORIKAWA / Taku Midorikawa (日本、東京)
NENSI DOJAKA / Nensi Dojaka, womenswear(アルバニア、ロンドン)
POST ARCHIVE FACTION (PAF) / Dongjoon Lim(韓国、ソウル)
RENAISSANCE RENAISSANCE / Cynthia Merhej(レバノン、ベイルート)
RIER / Andreas Steiner(イタリア、パリ)
RUI / Rui Zhou(中国、上海)
SAUL NASH / Saul Nash(イギリス、ロンドン)
SHUTING QIU / Shuting Qiu(中国、上海)
TAAKK / Takuya Morikawa(日本、東京)
WED / Amy Trinh and Evan Phillips(イギリス、ロンドン)

LVMH PRIZE公式ウェブサイト:
https://www.lvmhprize.com


Text : B.P.B. Paris

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