--文化出版局パリ支局より、イベントや展覧会、ショップなど、パリで日々見つけたものを発信。
ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)、マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)ヴェトモンのデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)など、ファッション界に次々と人気デザイナーを送り出しているアントワープ王立芸術アカデミー。
このファッション科のショーは毎年6月に開催され注目を集めるが、新型コロナが脅威となった今年はデジタルショー形式に切りかえ、オンラインストリーミング配信されることになった。ショーのタイトルは『WWWSHOWWW』。開催日時はベルギー時間の6月27日20時(日本時間は+7時間)からで、1年生から3年生までのデジタルキャットウォークに続き、メインパートとなる修士の学生9人の卒業コレクションが発表される。
同ファッション科のウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)学科長は「これを立ち上げたのは、前年度と同じチャンスと発表の場を今年の学生にも与えたかったから。そして、彼らが作り上げてきたものを本当に称賛したかった。(中略)全く新しい試みとなるが、今までとの違いがこの経験をエキサイティングでファンタスティックなものにしている」と新たな挑戦への成果に期待を示す。
同アカデミー出身で現役のパリコレデザイナーでもあるウォルター・ヴァン・ベイレンドンク学科長。©CHIEKO HAMA
『WWWSHOWWW』へはhttp://www.showww.beから誰でも無料でアクセスできるので、未来に向けたアカデミーの進化を共有してみては!?
#wwwshowww #antwerpfashion
Text:水戸真理子 Mariko Mito(B.P.B. Paris)